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前ホーク無酸化ロウ付
太い黒鉛丸棒を縦二つ割りにし、その両面にロウ付部分の型を彫る。黒鉛はやわらかいから容易に彫れる。これに前ホークを包み込んで高周波コイルに装入すると、数分のうちに黒鉛全体が、ロウ付最適温度に調整された状態で誘導加熱され、その中でロウが溶け回る。製品は外気にさらされないから表面が荒れることなく、過熱によ…
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超硬合金金型のお勧め
超硬合金工具が作業合理化・生産性向上に有効なことは周知されているが、金型類は特殊形状のため市販されないので、使用したくても入手できない場合が多い。当研究所はこのあい路を開く目的で、昨年末超硬合金製造設備を整え研究していたが、試作品の成績もよく、作業もようやく軌道に乗ってきたので、業界のご要望にこたえ…
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炭素鋼球の実用性
自転車軸受部の実用性能として、炭素鋼球がクロム鋼球より劣るかどうかを比較研究している。第一番目は連続摩耗試験を行った結果で、虫クイの進行程度は炭素鋼球のほうがやや大である。軸受としての機能上は、クロム鋼球だけよくても役に立たず、玉押しやワンとのバランスが炭素鋼球の方が適しているとも考えられる。第二の…
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自転車用炭素鋼球の耐久試験
今回、炭素鋼球がJISに制定されるに当り、日本自転車工業会技術委員会より、これを自転車部品に使用することの可否の検討を依頼された。よって炭素鋼球を組み込んだ自転車部品を用い、それぞれの部品に適合する各種試験を行い、その実用法を検討することとした。鋼球メーカA社の試験結果によれば、炭素鋼球の耐久強度は…
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前ホークの無酸化ロウ付法の研究
前ホークのロウ付法として現在利用されている方法は、重油炉による方法、電気抵抗加熱による方法、電気炉加熱による方法があるが、いずれも酸化気流中でのロウ付法であって、当然スケールの発生を伴う。一方、水素気気流中あるいは特殊ガスふん囲気中でのロウ付法も考えられるが、コスト的に、また工作的にも困難である。そ…
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ジャイロ仕上法
今年度は、前年度に行なった基礎実験の結果から、隔壁の形状による偏摩の影響を小にし、スクレーパの接触抵抗による摩耗を減ずるため、形状と取付位置を変え、循環器としての機能を発揮させる構造に改造を行い、量産機の基本構造について考察した。さらにこの仕上法に適する、研削用研摩剤の種類によるじん性と仕上量の相関…
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ラレー工場視察記(その2)
この記事は、ラレー工業会社に招待されたle Cycle誌(フランス)の編集長ダニエル・ルブール氏が、同誌1961年第14・15号に連載した視察記の全訳の続き(その2)である。 前回(その1)における視察記の項目は、司令部、プレス作業場、鍛造、自動ネジ切り作業、フレーム、ハンド…
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ラレー工場視察記(その1)
この記事は、ラレー工業会社に招待されたle Cycle誌(フランス)の編集長ダニエル・ルブール氏が、同誌1961年第14・15号に連載した視察記の全訳である。ただし、まえがきに相当する部分は編集事務局において省略した。豊富な写真がご参考になれば幸である。 …
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実走行時フレームに発生する動的応力と走行寿命および強度試験
今回(36年度)は、前年度と同一の車種について、異常走行時に、自転車フレームに生ずる応力を測定して、フレームの走行寿命および動的試験の補足検討に供した。すなわち、前積み荷の際の走行時の変動応力、急制動時に生ずる動的応力、登坂時または加速時、フレームの側面に生ずる動的応力、などの計測を行い、前年度分の…
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二輪車(自転車、モペット、スクータ、オートバイ)の力学
筆者は二輪車の力学の勉強を積み重ね、昭和30年ごろには二輪車の力学の一応の体系ができ上がった。それでサイクル時報社発行の「サイクル」誌に、連載講座「二輪車の力学」と題して19回にわたって掲載した。しかし、当時は反響らしいものはあまり感じなかった。ところが最近になって、時代的要望から強い反響が現われて…
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超硬合金(その2)
超硬合金が破損する原因は、超硬合金それ自体の欠損による場合もあるにはあるが、むしろ、超硬合金の材質の選定を誤ったり、作業条件や超硬合金の保持の方法が悪いために破損する場合のほうが非常に多いといわれている。超硬合金の種類や性質、各種の用途に対する材質選定の基準や、使用上の若干の注意についてはすでに記し…
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超硬合金切削工具の欠損・ワレに関する原因およびその対策
超硬合金は非常に材質がかたいけれども、もろいという本質的な欠陥をもっているとはいえ、使用者側の使い方の不適当のためによく起ることであるので、その原因と対策を調査研究した。ここに述べるのは、この研究の一環として、住友電工、東芝タンガロイ、三菱金属鉱業の超硬メーカより提供していただいた資料について調査し…
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塗装覚え書、塗装現場シリーズNO.5
塗装品が高温多湿の環境に置かれると、塗装面に細かいフクレ、すなわちブリスタを生ずることがある。全ケース、ドロヨケ、錠前カバーなど冷間圧延鋼板を素地とした、1~2回塗り程度の塗装品に、梅雨期から夏期にかけてよく経験する塗膜欠陥の一つで、なかなか原因がつかめないうちに、秋から冬になると出なくなるのが普通…
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計測機器の取扱について(その3)
計測機器が摩耗のために、あるいは取扱不完全なために生ずる誤差が相当大きく、このために定期的に、あるいはその状態によっては臨時に精度点検を行って、計測機器の精度を確認して使用しなければ、その工場で生産される製品の品質を保証することが困難であるのは、すでに述べたところにより明白である。いやしくも計測機器…
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超硬合金(その1)
本稿の内容としては、超硬合金の切削工具については、すでに多くの文献が出されており、各超硬メーカによるカタログも整備されているのであまり触れずに、主として超硬ダイに関して記することにした。第一にダイ用超硬合金選択の基礎知識として、超硬合金の種類と性質および簡単な用途を、第二におもなる加工法について、超…
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計測機器の取扱について(その2)
筆者が最近工場診断や工場指導を行った所感として、いまだに計測機器の取扱が不十分であり、計測機器の構造および取扱不良によって生ずる誤差についての概念が、不十分であるように見受けられるので、いま一度、一般に工場で常時使われるこれらの計測器(ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、限界ケージ)が、その構造…
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バイトの有効なる使用法
バイトの有効なる使用法は要するに、がんじょうで振動の少ない、そして重切削のできる大馬力の工作機械を使用して、都合のよい素材、すなわち均質で表面のなめらかなのを、適当な工作液を使用して、工具や品物を冷却し、潤滑しつつ切削する。適当な材質のバイトを適当に処理し、適当な形状・角度に研摩し、チップブレーカも…
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自転車部品コスト低下の研究(その1)つづき
この報告は昭和35年度から5年間に、対米輸出自転車として規定されたライトウェイト車の各部品について、加工技術の改善を主眼として製造原価の引下げを実現するため、昭和35年度中に行った研究過程について記したもの(つづき)である。当初の原価引下げ目標は、FOB価格を約20%下げるということであった。年度内…
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コースタハブの研究
コースタハブには数種類の構造があるが、他のブレーキと大きく異なっているのは、金属と金属の摩擦を利用していることで、そのため使用材料の組合せとその熱処理が、ブレーキ性能を決定する最も重要な要素となる。また狭いハブの中に多くの機械加工部品を組み合わせてできているから、それらの加工精度、熱処理にも十分な注…
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自転車部品コスト低下の研究(その1)
この報告は昭和35年度から5年間に、対米輸出自転車として規定されたらいとウェイト車の各部品について、加工技術の改善を主眼として製造原価の引下げを実現するため、昭和35年度中に行った研究過程について記したものである。当初の原価引下げ目標は、昭和34年度末調査のFOB価格を約20%下げるということであっ…
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回転部とネジの関係(その6)
回転部に用いられるネジの固定法の問題について、その実施例の具体的な検討として前回(その5)はハンガ部について論じた。その中で、コーン外側型ハンガの左コーンの問題をとりあげて今回は論じている。コーン外側型ハンガの左コーンを右ネジにしたら?(外国の例では左ネジ煮されている)という問題を提起して、それに対…
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計測機器の取扱について(その1)
われわれ人間がいかに優秀な機械・器具を用いて製作・測定を行っても、どうしても誤差を生ずるのがやむを得ないことであるとするならば、いかにしてこの誤差を、経済的に許される範囲で最小限にとどめるかに、われわれの努力が集中される。これにはいろいろの方法が考えられ、かつまた、計測範囲と経済面との両方から、許さ…
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塗装覚え書、塗装現場シリーズNO.4
塗装とは合成樹脂生成過程の中間物である塗料を構造物表面に塗り広げ、これを加熱して最終段階の合成樹脂を作り出す作業といえる。性質のすぐれた塗膜をうるためには塗料そのものが目的にそった諸性質を備えていることはもちろん必要であるが、その塗装ー乾燥の間の操作が誤りなく行われ、スムーズに低分子ー高分子に移行す…
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コースタハブの低コスト加工法
総合研究室では昨年来、各研究科が分担してコスト引下げの研究を行い、オネジやホルダの冷間塑性加工、ホルダ軸平側面フライス削りのプレスブローチ化、クラッチの粉末ヤ金製品などを完成したが、さらにハブ体の液圧成形法も、いよいよ成功のま近にある。従来は鍛造・切削で多大の工数を要したが、薄肉鋼管の液圧成形とプレ…
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ますます充実する技研
昭和36年度、各事業所に増強された新説設備の紹介。総合研究室、振動バレル研磨装置、ふん囲気熱処理炉、超硬合金製造設備、ハンガラッグ油圧成形機。 東京指導所、精密測長機、平削盤。 大阪指導所、流動粒子電気炉…
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塗装覚え書、塗装現場シリーズNO.3
フレームロウ付後の清浄工程に、硫酸による酸洗いは古くから利用されてきた。簡易な化学処理であるが、その作業は工場内のやっかい物扱いにされていないだろうか。実際にはとかく放任されがちな仕事の一つである。元来フレームのような形状で鋼管製の中空物を、強い酸液につけ込んで処理するのであるから。作業についてはよ…
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フレーム疲労試験について
実走試験およびJIS振動試験に伴したフレームについて、検査協会所属のフレーム疲労試験機による試験時の動的応力を測定し、実走寿命、JIS振動試験などと比較検討した。なお,現用実用車フレームについても、JIS振動試験および検査協会試験機による試験を行ったので、走行寿命とは別に両者の比較検討を、項を別にし…
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振動バレル仕上法
バレル仕上法が普及されるに従い、各種の振動バレル装置が市販されるようになった。最近当所においてTrowal Vibrator TAI-150(西独)を購入した。これらに使用される研摩材、コンパウンドは基本的に従来と同様なものを使用されているが、水の量、コンパウンドの添加量、振動数などの操作条件は、回…
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自転車タイヤの摩耗
自転車タイヤの摩耗それ自体のクレームは、これまでほとんど発生していない情況であったが、最近のように低コスト、軽量タイヤが各社きそって市販されるようになると、今までの安心感は一挙にしてくずれ去る危険が生じてきたようである。また一方では、レジャーブームの一翼をになって、カラータイヤという色彩感あふれた、…
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回転部とネジの関係(その5)
前回(その4)は、回転部に用いられるネジの固定法の問題について、その実施例の具体的な検討を行うこととし、まず自転車のヘッド部について行った。ヘッド部が理論的には比較的に簡単であるからである。記述項目は、ヘッド部の構造、ヘッド部のネジに作用するモーネント、ヘッド部のネジが固定される理論、ヘッド部のJI…
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品質管理的立場から見た検査についての一考察
品物の製造方法がだんだん進歩し、機械が用いられるようになると、従前の”見ばえ、できばえ”を主体とした製造から、製品製造の重点が寸法精度を出さなければならないようになり、特に互換性とか組合せによる組立が必要になるに及んで、寸法・形状など製品・部品の特性値に対する検査といった近代検査法の概念が発生し、年…
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自転車JIS規定の理論的研究
自転車フレームの強度について、二三の悪路において実走事件を行い、その際フレームに生じた動的応力を測定し、これを整理して、疲れの面から実走行におけるフレームの寿命を推定し、逆にJISの試験との比較および検を行った。昭和34年度に、試作軽量フレ-ムについて、予備的な意味で行った実走試験の結果は「自転車生…
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熱処理技術の最近の傾向と進歩
熱処理技術の進歩といえば、品質保証や量産化のための各種加熱冷却設備、計測器、熱処理用鋼、特殊な熱処理手段の出現や、熱処理材の新しい用途への開拓などがあり、これらの新しい設備や、計測器や熱処理用鋼や特殊な熱加工法の発展には著しいものがあるが、そのすべてついて解説することは、とうてい筆者の尽くしうるとこ…
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流動粒子電気炉の実用性
流動粒子電気炉は、従来のソルトバスの溶融ソルトの代りに、流動炭素粒子が利用されているものである。流動粒子電気炉として全般にわたっては、電気月刊誌OHM2月号に記載してあるので、ここでは、この炉の実用的見地において記述する。この炉は、いわゆるバッチ型炉として生まれたのであるが、ガスカーテン法を利用して…
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回転部とネジの関係(その4)
前回(その3)における記述の項目は、ベアリングの組数と形式、スラストによる回転モーメント、回転部は機械の急所である、ベアリングのコンタクト、ネジに作用するモーメントの種類、正しい理論確立の需要性、以上であった。今回(その4)は、回転部に用いられるネジの固定法の問題について、その実施例の具体的な検討を…
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細径ドリルによる深穴あけ
最近では、比較的被削性の悪い鋼材に、ドリル直径の10~20倍の深い穴をあける加工を必要とする分野が、だんだん多くなっている。このような細径の深穴あけでは、小径ストレートシャンクドリル(ねじれキリ)を使うわけであるが、加工能率、折れ込み事故の防止などについては、作業者の熟練に頼って生産を進めているのが…
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金属加工にはなくてはならない点溶接機(2)
前回は一般的な点溶接技術と、主として交流式点溶接機を紹介したが、今回は交流式溶接機に対比される蓄勢式溶接機を紹介し、われわれのところで開発した電解コンデンサ放電型の溶接機と、その応用について説明する。また、最後に点溶接とは直接関係を持たないが、特に最近注目されている溶接法について説明したいと思う。 …
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ロウ付特集(第2編)
第1編の各章表題は次の通りであった。ロウ付の原理、母材の性質、ロウ材、フラックスとふん囲気、記号、継ぎ手の設計、清淨その他前処理、組立、ロウ付操作、後処理、以上。第2編の各章表題は次の通り。アルミニウムとその合金、マグネシウムとその合金、銅およびその合金、低炭素鋼と合金鋼、高炭素鋼と工具鋼、鋳鉄、ス…
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ロウ付特集(第1編)
中部地区の溶接研究者数十名が毎月種々な溶接工学上の問題をテーマに活発な論議を行う会として溶接懇談会が数年前に発足した。今ではメンバーの構成がまったく変ったが、今なお溶接談話会として引きつがれている。今回自転車技術研究所の好意によって、この特集を発表できたことは望外の喜びである。第1編の各章表題は次の…
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金属加工にはなくてはならない点溶接機(1)
新しい溶接技術のうち、抵抗溶接も第二次大戦から戦後のかけて急速に発達した技術である。自転車工業におけるフラッシュバット溶接などは、その最も利用されているものである。その基本となる点溶接法について、そのなりたち、原理、溶接法の概略と最近の新しい方式などを述べる。また、われわれの研究所で、電解コンデンサ…
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最近の設計・製図についての考察
今まで日本では、設計される品物の性能・精度を中心とした設計に努力が集中され、少しくらい工作がめんどうであっても、性能が良いものであれば良い設計とされてきたものである。しかるに、最近のように管理工学が進歩し、工場が生産管理されるようになってくると、設計自体でも今までのままでよいということはいえず、やは…
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塗装覚え書、塗装現場シリーズNO.2
塗装作業に付随して欠くことのできない操作に、塗料のろ過がある。塗装中に混入した素粒分、じんあいなどのきよう雑物を取り除くことが、およそ塗料を扱うところでは、製造ー塗装の間で幾たびか行われることであるが、元来塗料は粘ちゅう(稠)性の液体で、まことに取り扱いにくいために、最もめんどうがられることの一つで…
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自転車用タイヤ、チューブのクレーム対策(2)
前回述べた内容項目は次のようである。はじめに、1.審査基準と輸出不良品、1.1内需の場合、1.1.1使用上の欠陥、1.1.2製造上の欠陥、1.1.3保管および輸送上の不注意、1.2輸出の場合、2.事故原因とタイヤの性能、2.1空気圧と荷重、今回のまとめ、以上であった。引続いて今回述べる内容項目は、2…
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自転車部品の浸炭焼入れと現場技術
本稿は去る11月26日に関西地区において、当研究所が開催した第2回技術講習会での講演概要を摘録したものである。 自転車部品の大部分は表面カタサを必要とし、しかも衝撃に対しても強サが要求されるので浸炭焼入されている。この浸炭法には、使用する浸炭剤によって、固体浸炭…
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モペット用スポークの強さ
モペット用スポークも自転車用スポークに準じて試験を行っているが、実際の使用状態が繰返し荷重であり、多くは疲労によって破断するものと考えられるので、疲労試験によってスポークの動的強度を究明することが必要である。スポークの疲労試験機については本誌の16号および35号ですでに説明し、これによって行った自転…
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回転変換器によるスポーク張力の制御
Control Engineering 1960年7巻4号、P130-131からの訳出である。 自転車の針金車輪を組立てるとき、いちばん問題になる作業は、スポークを張るニップルの締め回しである。紹介する車輪整形機はイギリスのチューブインベストメント会社が、この作業を自動化するために開発したもので…
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自転車用タイヤ、チューブのクレーム対策(1)
ゴム関係に恥を奉じている者にとって、国産自転車の海外での評価が万一不評のとき、その原因が、タイヤ、チューブのような部品にあるのではないかといった不安が潜在的なコンプレックスとしてある。国内問題としても現に大手筋からひんぱんにタイヤ、チューブのクレーム相談があり頭が痛い。本稿の目的も、これらのクレーム…
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放電加工の現状と金型への応用
金属加工の新しい方法として放電加工法が登場し、実用化されてからまだ数年にすぎないが、その進歩、発展はまことに目ざましいものがある。そのうちで火花放電加工法(狭義の放電加工法)が現在では最も実用化され、特に金型加工にはその応用の90%以上を占め、この分野では革新的なものであり、不可決の加工法となってい…
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メッキ液の現場管理法
ハルセル試験法は、液管理の一手段として効果のあることは広く知られているが、これを活用するために基礎データを必要とする。しかし基礎データを各工場がそろえることは容易ではない。従って、各メッキ液の基礎データを作成しておくことが先決問題であり、本実験の目的もここにある。今回は、この基礎データを種々作成し、…
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塗装覚え書、塗装現場シリーズNO.1
フォードカップ(Ford Viscosity Cup)の歴史は古く、1923年ごろ塗料の大需要家であったFord Motor Coが材料の購入規格に採用し、ペイント製造業者自身が、このカップの使用を余儀なくされたのが始まりで、事実、塗料類の簡易な粘度測定に対して有利な方法であり、広く各所で使用される…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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