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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その4)
前回までの内容項目は、1.緒言、2.車両用車軸(はしがき、車軸折損の実情、設計式、完全なる車軸の設計式を得るための方法について、車軸応力測定結果の例、設計式に追加すべき事項について、圧力部分の疲れ限度、段付部分の疲れ限度、高周波焼入の疲れ限度に及ぼす影響について)であった。前回に引続いて、切欠試験片…
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スイス製ヘッダーの紹介
これは鈍然たる紹介文である。本年2月筆者はスイスにあるHatebur会社のコールドヘッダー工場を見学した。当時カタログ、サンプル等を得て、帰国後の報告会および報告書に発表したのであるが、最近新たに日本産鉄材を使ったサンプルと、その顕微鏡写真が送られて来た。日本においては、鋼球メーカー等特殊部門を除き…
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フランコ・スイス社”NERVEX”カタログの紹介と解説
ラッグ、フォーク・クラウンを始めとして、フォーク・エンド、ブリッジ、その他フレーム小物の重要さは、ある意味ではフレーム・チューブに比肩するものといえる。フランス国内では主要完成車メーカー、フレーム・メーカーの大部分は”NERVEX”の小物を使用している。生産品目はカタログで明らかなように、各種のラッ…
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ロウ付における加熱方法とその装置(その1)
本自転車生産技術誌においてはロウ付に関する感心が強く、新しいロウ付設備、とくに高周波ロウ付などについて種々詳細な解説がすでに行われている。しかし、一般のトーチロウ付、炉中ロウ付、塩浴ロウ付、電気抵抗ロウ付の加熱方法およびその装置にふれているものがないようである。筆者らは数年前よりロウ付の研究を行って…
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形状と材料の力学(4)
形状と材料の力学として、応力の集中と疲労破壊を中心にしてこれまで3回にわたり述べてきた。その項目は、1.応力と歪、2,構造を軽 にするには、3.疲労破壊の基礎的事項、4.疲労破壊の様相、5.疲労破壊と応力集中および破断係数、6.応力集中と破断係数(概説)7.静荷重の場合の破断係数β、8.操返荷重と破…
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自転車と鋳鉄
鋳物ラッグを改善するということでは、ミーハナイトとかノジュラーなどの強力鋳鉄はどうかと思い浮かぶが、これらは薄肉製品が得られないし、鋳鋼はもとより見込みがないようである。結局可鍛鋳鉄が無難であり、それも白心が扱いやすいので親しまれているが、巣のない、脱炭の完全な、鋳込精度の高いものを吟味して、事故を…
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亜鉛合金による型製作の実例
近来意匠の改変が頻繁になったので、多種少量が必要であるとともに、一般工作技術が塑性加工に転換しつつあるので、亜鉛合金のプレス型がいよいよ利用度を高めている。亜鉛合金の機械的性質は引張強さ26kg/mm2、硬度ブリネル110くらいで軟鋼に類似しているが溶融温度が380℃程度と低いので、手軽に砂型、金型…
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自転車部品の展望(その6)
自転車部品の展望として、これまで5回にわたり、いろいろの面から述べてきた。その内容項目は次のようである。1.自転車部品の系統(国による系統、用途による系統)、2.自転車部品の性格(機能、構造材料工作、取扱い、補修)、3.自転車部品の改良(歴史、製法改良、性能向上、新方式新形式)、4.車輪(総括、発達…
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新設機械と採算の吟味(その3)
本号ではMAPI法を例題について説明する。新旧両設備についてそれぞれ投資額、処分価格、操業劣性、利息等(いずれも年数に関係する)を組上げて、おのおのの最小負担額を求め両者を比較する。また新旧設備の操業上の差益を算出する。これらは設備を更新すべきかどうかを決意するための有力な資料となる。しかしMAPI…
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設備の予防保全について忘れられた仕事3話
新設機械や近代技術はもとより必要であるが、その前に現有設備をむだなく使いこなさねばならない。中小工場では機械の故障頻発による低稼働率が慢性化し、その損失に慣れて平気でいることが多いが、予防保全の管理方式を取入れれば、その効果は少なくない。保全が修理に勝ることは、予防医学が治療医学より優れるのと同様で…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その3)
前号(その二)までの内容項目は、1.緒言、2.車両用主軸(はしがき、車軸折損の実情、設計式、完全なる車軸の設計式を得るための方法について、車軸応力測定結果の例、設計式に追加すべき事項について)であった。引続いて今回述べる大項目は、2.7圧力部分の疲れ限度、2.8段付部分の疲れ強度、2.9高周波焼入の…
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生産工場におけるカタサ試験について
多くの生産工場とくに部品構造の工場では、その製品の品質を保つために材料検査を行わなければならない。その材料の受入れ時、加工行程中あるいは製品になってしまってからの検査に、カタサ計測は欠くことのできない要素であるが、試験機についても計測技術についても、その管理はなかなかむずかしく、事実カタサ試験が正し…
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油圧機構について(その3)
油圧機構についての基礎的な解説の入門書という意味でその1(第37号)において、油圧に関する基礎の概念および圧力油の性質について述べ、その2(第38号)では油圧駆動ポンプ(歯車型ポンプ、羽根型ポンプ、ピストン型ポンプ、その他のもの、ポンプ容量、圧力等の決定、その他使用上の注意事項)、油圧作動シリンダー…
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軽快車用タイヤに寄せて
ここにはタイヤに要求される数多い要素のうち、疲労と走行抵抗を取上げた。タイヤ肉厚が薄く分布が均等であると、コードの疲労においても走行抵抗のおいても良い結果が得られるようである。軽量タイヤのトルクは当然小さいわけであるが、走行性能は断面形状、肉厚分布、トレッド模様にも左右されるし、空気圧の影響も大きい…
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1957年度世界選手権大会に参加して
世界選手権大会と自転車競技の組織について簡単に説明すると、自転車競技には国際サイクリスト連合(略称U.C.I.)があって、これが世界の自転車競技を統轄している。本部はフランスにあり、一つの団体がアマチュアとプロフェショナルを統轄している。世界選手権大会はこのU.C.I.の主権で毎年一回アマチュアおよ…
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光沢ニッケルメッキと電流
本稿はソ連科学アカデミー報告(1957年2月ア・エム・オゼロフ)からの抄録である。ニッケルメッキの向上は浴組成を改め、浴濃度を高くし、温度を上げ、電流密度を大きくすることが基礎と考えられていたが、最近はもっと根本的な課題として、電流方式の研究が進められてきた。その発端はアメリカのウエスチングハウス社…
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油圧機構について(その2)
油圧機構についての基礎的な解説の入門書という意味で、前号においては一応油圧系統の基礎および油圧用油についての解説を終ったので、本号から油圧系統の各部の構成部品の解説に入ることとする。項目は次のようである。3.油圧駆動ポンプ、3.1歯車型ポンプ、3.2羽根型ポンプ、3.3ピストン型ポンプ、3.4その他…
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実用自転車製図学(その3)
一般自転車工場にしばしば必要がある自転車現品の図面化方法についての説明から始めて、前2回までに、スケッチ、フレームのスケッチ、その他のスケッチ方法、フレームのスケッチ補填、フレーム小物のスケッチへと進めて、ヘッド小物類のスケッチまでを説明してきた。今回は引続いて、ハンガ小物類のスケッチ、次に第一角法…
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切削仕上面粗さの改善
切削仕上面の改善のためと称し、ただ習慣的に切込や送りを小さくし、切削速度を下げ、あるいは切削油剤を使用しても、十分な配慮をはらわなければこれらの手段はそれほどの効果をあげることができず、また極端な場合にはかえって仕上面粗さを損ずるような結果を招く。この文は筆者らの研究室で最近に行った切削仕上面粗さに…
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パイプ表面肌の連続検査装置の試作
自転車用鋼管の微細な表面キズやアバタは塗装にもメッキにも好ましくない。筆者は少なくとも熟練者の目視検査に劣らない実用性を目標として、管軸方向の表面欠陥に対する電気磁気的連続検査装置を試作した。その原理は資料鋼管を環状に磁化した場合に、欠陥の存在によって生ずる漏洩磁束の異常分布を、局部的に捜査し検出す…
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曲面体のカタサ
パイプ、シャフト、ピンなどの外表面が円筒形をしているもの、また逆に軸受やギヤなどの凹面形をもつ部品の外表面のカタサのついて、現状ではカタサ数値はそのまま信用されがちで種々の判断に供されている。筆者はこのように測定面の形状の差のみによるカタサ表示値の偏差を、円筒形、凹面形、またこれらの組合わされたツヅ…
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形状と材料の力学(2)
適正な金属材料を用いて製作した部品が破壊する原因は無数に存在するわけであるが、統計的に分類すると、つぎの四つのいずれかに属するはずである。1.形状の不適切、2.予想外の負荷、3.製造過程で材料に生じた欠陥、4.使用中の魔耗と腐蝕。このうち、1に属する場合としては応力集中を原因とする疲労破壊がかなり多…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その2)
前号(第37号)における内容は、1.緒言、2.車両用車軸(はしがき、車軸折損の実情、設計式、完全なる車軸の設計式を得るための方法について-応力測定のもつ意味について、疲労試験のもつ意味について、むすび)であった。本号では、鉄道車両用車軸、車輪等回転部分の応力測定方法の実例が示されている。すなわち、内…
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新設機械と採算の吟味(その2)
前号に紹介した資本回収法は、話の筋道も簡単で、誰にも理解しやすく、応用の範囲も非常に広い。 新設備の採算吟味の方法としてMAPI方式はもっとも科学的であるといわれている。これには前号の資本回収法で考慮されなかった旧設備の維持経費が年々割高になることと、旧設備の性能そのものが陳腐化するための損…
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クランク軸の冷間圧造機
昭和31年度に関東、中部、関西3地区のフレーム小物協同組合が結成されたのを機会として、クランク軸(ハンガーシャフト)の協同作業場が計画され、所定の施設を完成することができた。この協同施設はクランク軸の冷間圧造を行うための特殊油圧機とその連帯機械であり、中核をなす油圧機の設計ならびに工程全般にわたる計…
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新設機械と採算の吟味(その1)
機械設備を更新(もちろん増設の場合も含む)するには一定の資本投下が必要であり、その投下された資本がもっとも有利に運用されればいいわけである。この設備の更新分析の方法にはいろいろな方法があげられるが、ここではその一つである資本回収法について概要を述べる。実際上いちいち計算するのはやっかいであるが、公式…
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形状と材料の力学(1)
適正な金属材料を用いて製作した部品が破壊する原因は無数に存在するわけであるが、統計的に分類すると、つぎの四つのいずれかに属するはずである、1.形状の不適切、2.予想外の負荷、3.製造過程で材料に生じた欠陥、4.使用中の摩耗と腐蝕。1に属する場合としては応力集中を原因とする疲労破壊がかなり多い。2に属…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その1)
正確な設計のためには応力測定にまで進まなければならない。これは特定の場合を適宜に選んで行う。応力はオッシログラムに記録される振幅の大きさごとに分類して、その単位時間の繰返回数nを求め、一方、疲労試験により同じ振幅の応力で破壊するまでの繰返数Nを求め、nをNで割る。各大きさの応力ごとのそれらの数値を合…
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オレオ緩衝装置のメタルの摩耗
オレオ緩衝器に関する摩耗試験機を試作し、実際に近い条件で試験した結果、高価な銅合金メタルよりも鋳鉄メタルのほうが高い耐摩耗性をもっていることがわかった。ただし鋳鉄メタルはシリンダーを摩耗させる欠点があるが、これも鋳鉄メタルを熱処理して適当な硬度とすれば防止できる。実走試験の成績も良好であった。オレオ…
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O.B.Greeves著モーターバイクフレーム用軽合金
モーターバイク用フレームのパイプ接合に軽合金鋳グルミ法を用いたイギリスの一例である。この目的は軽量化というより構造強度の改善にあるらしい。理由として、ラッグ接合法の欠点をつぎのように述べている。1.プレスラッグは弱いので中子を補強しなくてはならない。2.マレアブルラッグは強いが端面部に断面の急変を生…
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金属浸透法
金属浸透法は、その名称からわかるとおり、被覆しようとする品物(被処理物)を加熱しておいて、その表面になんらかの方法で他の金属を付着浸透させ、同時に拡散を行わせるのである。すなわち、被処理物の表面は浸透拡散する金属に富んだ合金層に変成されるわけである。浸透法は拡散現象によるのであるから、他の金属被覆法…
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油圧機構について(その1)
油圧機構については、ポンプ、バルぶ等についての知識があれば、一応機構として完成させ使用することはできるけれども、これはただ動いているというにすぎず、能率も悪く不経済で、精密な作業をさせることはできない、やはり基礎的なことも十分知っておいたほうが、完全な作動をさせることができる。油圧に関してはむつかし…
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メカニカルシール
流体機械の運動封密部分には回転部分、往復部分、螺旋部分、揺動部分などがあるが、もっとも多く用いられるのは回転、往復の二部分である。メカニカルシールとは、回転部分の封密作用を行う一つの方法であり、一名端面シール、または滑輪シールと呼ばれるごとく、回転軸と直角な円周褶動面に軸方向の接触圧を加えて流体の漏…
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なにがフレームの性能を支配するのか
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回関東地区自転車生産技術講習会を”なにがフレームの性能を支配するか”という主題のもとに開催した実際の記録である。 完成車メーカーならびに関連団体の技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。討論のテ…
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標準化はなぜ行わなければならないのか?
JIS表示商品を製造する指定工場として通産省の認定を受けるためには、当該工場は工場内部の”標準化”ということをしなければならないが、一体これはなんのためなのであろうか?一口にいえば将来の生存競走に力強く生き抜かんがためである。標準化の目的とするところは第一に製品品質を安定にすることであり、第二に生産…
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サイクリング用車の技術コンクール
わが国のサイクリング用車は急速な進歩にもかかわらず、なお外観ほどの性能が備わっていない。JISには品質規定があり、これが性能に結びつくものとしても、やはり間接的であって性能そのものとは遠いようである。外国の自転車性能は主に練達な使用者の評価批判によって進歩したのであるが、日本にはそのように信頼できる…
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フレーム応力理論計算の一例
筆者らは昭和28年度外国製自転車研究事業に参加し、イギリス製クロード・バトラーのトラックレーサーおよびイタリア製グローリアの婦人車についてフレーム強度を調査した。その概要は「外国製自転車・機会研究報告1928年」に掲載されているが、電気抵抗線型ヒズミ計を用いた応力測定値を検討するための、クロード・バ…
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欧米工業雑感
欧米各国の光弾性学界近況のうち、実物に偏光物質被膜をはりつけて行う実物光塑性解析の研究は注目すべきものであった。三次元凍結法も進歩している。イギリスのチューブインベストメントは広範な鋼管企業体で、自転車部門にはフイリップス、ハーキュレス、その他著名会社が属している。その研究所ではプラスチックスにβ線…
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針状コロ軸受について
針状コロ軸受はその占める空間が小さく、しかも負荷容量が大きく、適当な個所に使用すれば、他の転がり軸受と同様すぐれた性能を有するにもかかわらず、今日まであまりその眞価は認められなかった。近時自転車をはじめ各所に利用されつつあるが、これらの運転性能および運転中の諸現象は他の転がり軸受ほど明らかにされてお…
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メッキ液の管理
自転車を表面技術の面からみると、メッキや塗装が施され、防錆を兼ねて外観や色彩の商品価値を出しており、メッキや塗装は必要欠くべからざる存在価値を有している。メッキ工場の品質管理には、特色として、質財の管理、確実な作業標準の履行、メッキ液の管理があげられる。ここではメッキ液の管理を取上げて述べる。各工場…
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高周波による電縫管製作法について
高周波加熱の工業応用として、焼入、ロウ付、造管等が考えられる。焼入、ロウ付は比較的広く応用されているが、造管に高周波を応用するテクニックは、本邦においては比較的新しいテーマであるように思われる。たまたま「ウェルディング」誌1956年12月号に、鉄および非鉄金属のシーム溶接に高周波を応用する論文が記載…
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実用自転車製図学(その2)
筆者は日ごろ自転車に関する作図に従事しているので、一般自転車工場にしばしば必要がある現品の図面化方法を、手っ取り早くのみ込んでいただこうと考え、前回(第32号)製図を知らないでも書けるように、フレームを直接製図板に載せて書く方法について説明した。今回は別の方法による測定について説明する。それは中心線…
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使いやすいメッキ設備
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第四回関東地区自転車生産技術講習会を、”使いやすいメッキ設備”という主題のもとに開催した実際の記録である。 自転車部品メーカー、関連メッキ業者などのメッキ技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したもので…
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ハブ自動研磨機
昭和30年度にハブの自動ハブ研磨機が試作された。機械の作動は良好であるが、ハブは形状が複雑であり、また寸法の相互差が大きいため、自動研磨にはなかなか適応しがたい。昭和31年度は機械を多少改良して、ある部分は寸法差0.6~2mmまで研磨できるようにした(改良以前は±0.3mm)。しかし研磨作動が一律で…
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Oリングパッキン
Oリングとは円形断面をしたリング状のゴム製パッキンのことであり、一名ドーナツパッキンともいわれる。Oリングが急に注目され利用が拡大されてきた理由には、次のような多くの特長がある。構造が簡単で形が小さくしかも高圧に耐える。取付溝の型が簡単で、取付け取外しが容易である。調整不要の自動型圧着パッキンである…
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フローコート法の復活
フローコート法とは浸漬塗と異り、流し塗またはかけ塗法ともいうべき方法で、溶剤蒸気の充満したトンネル内で、品物を取巻くパイプの口先から塗料を噴出させ、その中を品物がコンベアに送られて通過中に塗装されるもので、下に落ちてタンクに集まった塗料は、濾過後ギヤポンプで再びパイプの口先に送られ噴出する塗装方式で…
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自転車用塗料と塗装における諸問題
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回中部地区自転車生産技術講習会を”自転車用塗料と塗装における問題点”という主題のもとに開催した記録である。完成車メーカーをはじめ関連部品メーカー、塗料メーカー等の技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。そのテ…
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フレームとハブの専用機と治具
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第4回中部地区自転車生産技術講習会を”フレームとハブの専用機と治具”という主題のもとに開催した記録である。完成車メーカー、ハブのメーカー、その他関連メーカーの技術担当者の参加を得て、公開討論形式にて実施したものである。テーマの内容は…
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型と工場経済
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、昭和31年度第3回関西地区自転車生産技術講習会を”型と工場経済”という主題のもとに開催した記録である。金型使用の関連部品メーカーおよび関連研究機関の技術担当者の参集を得て、公開討論会式によって行ったものである。討論におけるテーマとして採り上げた…
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数についてのいろいろ
数について、気楽によみ流してもらえるものとして書かれた一文である。数字の持つ2、3の特性というか興味ある計算の例などを示し、また工業的数としてのJIS標準数についてふれ、次に電子計算機の原理である2進法について解説している。常識的には煩雑な2進数が、工業上もっとも簡素明快な機能を現わし、しかもそれは…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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