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スポークの初期張力
自転車用スポーク車輪の初期張力については実際に組立てる場合はもちろん、車輪の強度などを研究するに当っても非常に大切な要素であり、張力の簡単な測定法の出現はとくに期待されていた。筆者は、最近簡単な原理によりスポークの商品性を失うことなく、また、他のスポークに影響をおよぼすことなしに、直接容易にその張力…
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自転車用赤色レフレクターの機能と性能試験法(5)
開発の遅れているレフレクターについて、基本的な問題から手を着け、その理論的解明と機能について調査研究と実験を重ね、一応系統的にまとめあげることができた。一方「性能試験機」についても試案ができたので本稿において紹介して、関係各位、とくに完成車メーカー、レフレクターメーカーの参考に資するべく、これまで4…
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微小カタサ試験機の利用法(とくに表面層の研究)
最近、測定装置が数グラムまで行える微小カタサ試験機が各方面で利用されるようになった。もちろんごく小さい品物のカタサを測ることを主目的とするが、その圧こんの小さいという特徴によって、メッキ層、浸炭層の表面層や金属組織の研究や検査にも利用でき、応用範囲はかなり広い。従って自転車工業においても活躍すべき範…
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鍛造型の損耗に対する表面処理の影響
型打鍛造作業において、型の損耗に対する研究は重要であるにもかかわらず比較的文献が少ない。筆者はK.Lange氏とH.Meinert氏共同研究による文献を入手することができたので、鍛造作業に従事しておられる諸賢に参考になればと考えて紹介するものである。内容項目は、1.鍛造型の表面処理法(機械的方法、化…
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海外の自転車技術を尋ねて-欧米通信、第12信
欧米の中小企業指導研究機関の調査を主目的とし、関連機械メーカーなども調査視察を行った報告の第12信(最終信)である。前回に引続きアメリカにおける調査である。1.アジャックス鍛造機工場、2.エキセロ工作機工場、3.ゼネラルモーター技術センター、4.シンシナチ工作機工場、5.バルカン工具工場、6.アーマ…
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スポークの強度(片平面曲げ疲労強度について)
スポークの疲労による破断個所、すなわち、頭部付根付近における局部的な応力は、引張、曲げ、ネジリ等いろいろな応力が組合わされて働いているものと考えられる。筆者らは線材の動的強度を究明するため、いろいろな種類の繰返応力のもとで疲労強度を分析し、応力の組合わせ、あるいは変動荷重のよる線材の疲労強度を解析し…
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自転車用赤色レフレクターの機能と性能試験法(4)
レフレクターの反射性能は、レフレクターという部品にとっては一番大切な機能でありながら、いままではまったく無視されていたことはすでに述べたとおりである。いくぶん熱心なメーカーでさえいたし方なしに、他の用途に用いる測定装置などの便宜的な手段によっていた。従って本当のレフレクターの反射性能を正しく、数値的…
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浸炭技術の歴史(2)
本稿はProduction Carburizingなる報告の訳文である。前回に続き固形浸炭法からガス浸炭へと設備変遷の歴史を主体に述べられている。 個形浸炭は過去の過去の古い遺物である。浸炭法は一世代で前世紀全体以上の進歩を遂げた。しかしながら、われわれはいつもガスで浸炭してきたのである。炭素質の…
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自転車と時計
スイスの時計産業は決してその歴史の最初から今日のように世界をリードしていたにではなかった。その技術はジュネーブに逃避してきたフランスの時計技術者たちによってもたらされ、16世紀の後半、ようやくスイス時計産業の礎が築かれた。18世紀の初頭にはロンドンが全世界をリードしていた。その後スイスの時計産業は次…
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イタリア製TAURUS車について
当研究室の岡本室長が海外出張に際し購入された自転車のうちの1台で、すでに本誌第47号にその概要を写真紹介されているが、たまたま同完成車を調査する機会を得た。軽量でしかも構造上の大きな特徴を有し、イタリヤ車の一つの方向を示すものと考えられたので、ここに参考に供する次第である。ここでは構造について少し詳…
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光沢測定について
われわれがここで測定しようとする光沢というのは、単なる視感上のツヤではなく、一応心理的要素を離れて、工業製品のもつ物理的な性質としての光沢を指しているといっても、全然心理的な要素を度外視するわけではなく、心理的な”ツヤ”すなわち人間のもつ視覚感度にできるだけ相関性をもった光沢度を測定することによって…
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自転車用赤色レフレクターの機能と性能試験法(3)
第一回にはレフレクターの現況について、第二回にはレフレクターとしての基本的事項について述べた。その中で、レフレクターがよく見えるための条件としてあげた三条件のうち最初の二つ、すなわち、方向性のある反射をする、全反射をするの条件を満足させるために、大部分のレフレクターは次ぎの三方式のいずれかを採用して…
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浸炭技術の歴史(1)
本稿はProduction Carburizingなる題のもとに書かれたErrest F.Davis氏の報告を訳したものである。浸炭技術が歴史的にどのような経過をたどって発達してきたかはわれわれ熱処理の技術者にとってきわめて興味あることであるばかりでなく「温故知新」の言葉に示されるように、こういった…
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自転車用赤色レフレクターの機能と性能試験法(2)
レフレクターの機能やその試験法を論議するには、それに先立ってまず、若干の基本的なことがらについての予備知識が必要である。レフレクターの場合は、他の自転車部品-金物-と違って、材料力学的な知識や金属加工上の知識よりも、むしろ照明学、医学、心理学、物理学といった、いままで業界人に比較的なじみの薄い分野の…
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浸炭材の科学的検討についての一意見
自転車工業において浸炭熱処理は、かなり大きなパーセントを占める重要なものであるにもかかわらず、その方法の科学的検討が十分論議しつくされていないうらみがあることははなはだ残念なことである。現在その多数が固形浸炭法によっている。浸炭材は木炭、促進材、それを付着させる結合剤の三つの部分から成り立っている。…
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鉄粉を圧延してつくった鋼
粉末冶金の応用は、年々各方面にいちぢるしく発展しているが、その一例として、鉄粉から直接つくった鋼、いわゆるPowder steelについて、Journal of Metals(1957年11月号)に掲載された論文によって紹介する。これはスエーデンのStora会社で研究された方法で、Stora Pow…
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リン酸塩処理の問題点
(財)自転車技術研究所が技術研究指導事業の一環として、昭和33年11月25日大阪指導所にて開催した自転車生産技術講習会において、「リン酸処理法」という主題のもとに、日本パーカライジング(株)の山田潔講師が講義を行った後、聴講者との質疑応答を行ったものの摘録である。(講義の内容については、本誌第46号…
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型材としての尿素樹脂石こうとその関連せる諸問題
石こうに常温硬化性尿素樹脂を混入すれば、機械的性質はいちぢるしく向上する。石こうの多孔質による欠点の対策をもあわせ考慮して、各種の含有量の常温硬化性尿素樹脂石こうについて加圧凝結せしめたときの特性、なかでもその機械的性質および可塑性の問題、さらにこれらと関連せる圧密の問題を理論的に考察してみた。さら…
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海外の自転車技術を尋ねて-欧米通信、第11信
欧米の中小企業指導研究機関の調査を種目的とし、関連機械メーカーなども調査視察を行った報告の第11信である。これまで、欧米の各国における事情調査を終わり、今回はアメイカにおける調査である。 1.Pratt&Whittney工作機工場、2.Westfield Manufacturing Co…
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自転車の安定性の研究(とくに乗車姿勢の影響について)
元来自転車は二輪であるため、そのままの状態ではつねに不安定なものであり、自動車などの四輪や三輪のものの安定性とは本質的に異る。しかも自転車の場合乗る人の上手、下手、すなわち乗る人の肉体的条件、審理状態がきわめて大きく作用するものであるから、これを力学で簡単に割り切ってしまうことはできない。しかしこう…
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フッ化アンモニウム添加によるクロクメッキ浴
現在もっとも多く使用されているクロムメッキ浴におけるSarhent浴の欠点、障害を除去せんがため、今回クロム酸-フッ化アンモニウム系の浴について実験を行った。本浴は小篠氏によりすでに発表されているが、詳細は明らかでなかった。また、A.J.Steigerはソ連における金型用硬質クロムメッキの応用につい…
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新しい金属圧接法(冷間圧接法)
冷間圧接に関する文献を入手できたので、これの紹介をすることにした。冷間圧接は第2次世界大戦後イギリスによって始めて紹介された。冷間圧接の分野においての最初の二、三の研究について、著者は1951年ブラウンシュバイヒ市における精機学会で発表している。これが発展以前の研究については、J.Ruge氏が簡単に…
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自転車用赤色レフレクターの機能と性能試験法(1)
自転車用のレフレクターについては、現在のところその性能の基準も決まらず、またそれを試験する方法も決定されてなく、他の目的の装置を流用するといった間に合はせのやり方で、レフレクターの目的に適当と考えられる試験方法は採用されていない。こうした意味で開発の遅れているレフレクターについて、7月以来基本的な問…
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ラップ接手の強度試験法
機械および構造物工作、とくに自転車生産等で重要な役割をする溶接やロウ付等では、接着強度の大小は極めて肝要な問題である。最近発達した各種合成樹脂による金属、あるいは木材等の接着においてもまたしかりである。古来接着強度試験法としてはいろいろのものが試みられてきた。その中で代表的なものをあげると次のようで…
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自転車部品の展望(その10)
自転車部品全般にわたっての系統、性格、歴史などを述べ、次いで各部品の解説を進めてきた。前回(第9回)までの大項目は次のようである。1.自転車部品の系統、2.自転車部品の性格、3.自転車部品の改良、4.車輪(総括、発達の歴史、現況、リム、スポーク、ハブ)、5.チェンジギヤ(チェンジギヤの効用、チェンジ…
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火花放電加工法について
放電による加工の原理は、1934年ソ連のラザレンコ夫妻により発表され、その後各国でぞくぞくと研究が始められ、わが国では1947年頃から研究が始められたが、一応加工機械として完成されたのはまだ数年という非常に歴史の浅い加工法である。したがって、まだ加工の理論も確たる定説がないが、現在その特殊な性能を活…
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オランダ自転車規格
オランダ自転車規格は、自転車生産技術開放研究室岡本主席指導員が、昨年末オランダで入手したものである。訳文は自転車部品名をJISに準じたほか、なるべく原文に近い表現を用いることにした。 編集の都合上、各規格の外枠は適当に変更した。ただし最初のN1282だけは、参考のため原本の形式に従っ…
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海外の自転車技術を尋ねて-欧米通信、第10信
欧米の中小企業指導研究機関の調査を主目的とし、関連機械メーカーなども調査視察を行った報告の第10信である。今回は、フランス、ベルギー、イギリスの各所における調査である。 1.フランス自転車、自動車技術組合、2.ベルギー金属商工業組合、3.アーコス溶接材料会社、4.ラレー…
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自転車部品の展望(その9)
自転車部品全般にわたっての系統、性格、歴史などを述べ、次いで各部品の解説を進めてきた。前回(第8回)までの大項目は次のようである。1.自転車部品の系統、2.自転車部品の性格、3.自転車部品の改良、4.車輪(総括、発達の歴史、現況、リム、スポーク、ハブ)、5.チェンジギヤ(チェンジギヤの効用、チェンジ…
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製造作業標準について
製品を安く良いものを早く造るためには、社内の活動全般にわたって標準化の必要性が強く叫ばれ、品質管理を行っている工場はすべて社内規格が制定され、守られている。社内規格の中にあって、もっとも重要な地位にありながら、決めにくいのは作業標準である。本稿では作業標準作成にあたり、とくに注意すべき点を述べる。審…
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「技術士」試験を受けて
技術士の第1回の国家試験が7月初旬に実施され、現実にこの試験を受けてみて、始めて私はこの制度の意義を強く認識することができた。とくに試験が細かい専門分野に分かれて実施されるために、それぞれの分野に多大の影響をおよぼすことがわかるとともに、自転車もまたその一分野として認められていること、そしてこの分野…
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表面仕上法(その4)
表面仕上といえばその範囲はきわめて広く、機械的加工による仕上はもちろん、メッキ、塗装、陽極酸化なども広い意味での表面仕上に属する。しかしこれらはいわゆる表面処理法と呼ばれるもので、ここでは主として機械的加工による表面仕上を取扱う。それらは、刃物による仕上、砥石による仕上、研磨紙布による仕上、砥粒によ…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その11)
前回までに述べた項目(大項目)は次のようである。1.緒言、2.車両用車軸(中項目以下略、以下同様)、3.ディーゼル動車車軸、4.電気子軸、5.蔓巻バネおよび板バネ、6.歯車、7.台車枠(はしがき、台車枠に働く荷重、台車枠に働く応力の実測例、溶接々手の疲労強度、まで)であった。今回は引続き台車枠の項の…
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実用自転車製図学(その4)
日頃自転車に関する作図に従事している立場から、一般自転車工場にしばしば必要がある現品の図面化方法を手っ取り早くのみ込んでいただこうと考えて、これまで述べてきた。前3回にわたり述べた項目(大項目)は次のようである。1.スケッチ、2.フレームのスケッチ、3.その他のスケッチ方法、4.フレームのスケッチ補…
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スエーデンの自転車規格について
自転車生産技術開放研究室岡本首席指導員が昨年末スエーデンにおいて入手した原本から訳載したものである。最初にスエーデン規格制定委員会の説明文、次に自転車規格索引(2貢)があり、以下は全貢が規格票である。票の大区分は次のようである。一般、シート部、操縦部、駆動部、ペダル、伝動部、車輪、ハブ、付属品、自動…
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バレル仕上法(回転研磨法)
自転車生産技術開放研究室が技術研究指導事業の一環として、技術講習会を「バレル仕上法(回転研磨法)」の主題のもとに、関西地区(昭和32年11月27日)、関東地区(昭和33年2月25日)、中部地区(昭和33年2月27日)3地区において開催した際のそれぞれの質疑応答の摘録である。開放研究室におけるバレル仕…
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表面仕上法(その3)
表面仕上といえばその範囲はきわめて広く、機械的加工による仕上はもちろん、メッキ、塗装、陽極酸化なども広い意味での表面仕上に属する。しかしこれらは主として化学的方法によるもので、機械的表面仕上とはその目的や操作がかなり異り、しばしば表面処理法と呼ばれる。ここでは主として機械的加工による表面仕上を取扱う…
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粉末冶金による焼結部品について
粉末冶金の独特な性質を応用した分野には、高純度の金属、高融点金属の製造をはじめ、磁性材料、超耐熱材料超硬工具、原子炉用材料等に広く活用されている。一方競争的な分野として、他の製法でもできるが品質やコストの面で利用価値が大きいという機械部品関係がある。かようにして近代工業において、いずれかの分野で粉末…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その10)
前回(その9)までに述べた項目(大項目)は次のようである。1.緒言、2.車両用車軸(中項目以下略、以下同様)、3.ディーゼル動車車軸、4.電動機子軸、5.蔓巻バネおよび板バネ、6.歯車、7.台車枠(7.1,はしがき、7.2,台車枠に働く荷重、7.3,台車枠に働く応力の実測例)-その途中まで、であった…
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自転車工場の設備管理の要点
資金の内部留保の比較的少ない中小企業の設備投資は、外部資金に依存する場合が非常に多く、その過剰投資や、あるいは資金の固定かからいろいろの弊害が生じ、逆に倒産のやむなきにいたった例もしばしば見られる。また、設備管理を工場全域にわたって行うとするよりも、管理費用をはぶくため重点管理主義をとるほうが良策と…
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海外の自転車技術を尋ねて-欧米通信、第9信
欧米の中小企業指導研究機関の調査を種目的とし、関連機械メーカーなども調査視察をした報告の第9信である。今回はイタリア1ヶ所と後はスイスにおける調査である。1.イタリア自転車、オートバイおよび部品協同組合、2.エリコン工作機工場、3.ライスハワー工作機械株式会社、4.リジッド、フライス盤製作(株)、5…
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フランス製レーサー試乗報告
これは昭和32年末日したフランスチームの乗っていたレーサーの試乗報告である。テストに使用したレーサーはジェラルダン、ブリッソンのレーサーを中川、斉藤両選手に試乗してもらった。試乗の調査項目は、安定性、加速性、操縦性、その他の見地よりの調査である。報告項目は、体格の対比、フレームサイズの対比、サイズの…
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自転車の輸出検査実施について
わが国の輸出品の品質については戦前からとかくの評判があってので、品質の維持のため、戦前は組合検査に始まり重要輸出品取締法等の根拠法令にて検査が行われていた。戦後は昭和23年8月に民間簡易の実施荷伴い、輸出品取締法により輸出検査が実施されたことはご承知のとおりである。一昨年海外においてとくに問題が起き…
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自転車タイヤの振動特性
昨年日本ゴム工業技術委員会14分科会で種々討議をつくした結果、ダイナミックテストとしてトルク試験とあわせて、乗心地の良い悪いの実験調査と、その改善が取上げられた。このような生理的かつ心理的な要素を含む乗心地の問題は非常に複雑な性格をもっており、多くの実験研究の集積と、その解析によって始めて到達し得る…
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自転車部品に応用される表面硬化層の試験法
表面カタサならびにその分布状態を知ることはきわめて重要な問題である。しかし、わが国においてはたとえば広く普及している浸炭硬化層ですら、いまだ統一された測定方法がなく、各会社、工場がそれぞれの立場から、もっとも合理的と考える方法で測定している状態である。そこで筆者は、現在主としてアメリカ自動車工業界で…
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表面仕上法(その2)
表面仕上といえばその範囲はきわめて広く、機械的加工による仕上はもちろん、メッキ、塗装、陽極酸化なども広い意味での表面仕上に属する。しかしこれらは主として化学的方法によるもので、機械的表面仕上とはその目的や操作がかなり異り、しばしば表面処理法と呼ばれる。ここでは主として機械的加工による表面仕上を取扱う…
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切削剤の供給の取扱(その3)
切削剤の供給法には、単独供給法と共同供給法とがある。単独供給法は各機械に専用の油槽とポンプ等の供給装置を設備したもので、一般に広く利用されている。共同供給法は各機械が独立の供給装置をもたず、工場のある一定の機械全部または全工場に同一の切削剤を使用する場合に適用される。本稿のその1では単独供給法につい…
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応力測定の結果と疲労試験の結果をもとにした強度設計についての覚書(その9)
前回(その8)までに述べた項目は次のようである。1緒言、2.車両用車軸(中項目以下略)、3.ディーゼル動車車軸、4.電動機子軸、5.蔓巻バネおよび板バネ、6.歯車、以上である。 今回(その9)は次の項目について述べる。7.台車枠(7.1,はしがき、7.2,台車枠に働く荷重、7.…
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海外の自転車技術を尋ねて-欧米通信、第8信
欧米の中小企業指導研究機関の調査を主目的とし、関連機械メーカーなども調査視察をした報告で、今回も前回に引続いて西ドイツにおける各所とオーストリアからの報告である。1.リーバーゲルト、金型メーカー、2.バイエルン地方産業奨励館、3.フリードリッヒデッケル、金型用工作機メーカー、4.ペコ、電気溶接機メー…
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自転車部品の展望(その8)
自転車部品全般にわたっての系統、性格、歴史などを述べ、次いで各部品の解説に入った。前第七回までの大項目は次のようである。1.自転車部品の系統、2.自転車部品の性格、3.自転車部品の改良、4.車輪(総括、発達の歴史、概況、リム、スポーク、ハブ)、5.チェンジギヤ(チェンジギヤの効用、チェンジギヤの歴史…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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