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車いすの生産流通実態調査
今回の調査は、前回(昭和56年度)調査以降の変動の現状把握を旨とし、前回調査を基盤に車いす工業会資料等との相互補充を軸として実施した。このため、車いす工業会会員および従来から技術面で車いす業界とかかわってきた車いす研究会(当協会技術研究所事務局)を中心に車いす生産流通実態調査委員会を設け、調査内容、…
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台湾自転車産業の発展と今後の課題
台湾車のアメリカ輸出が始まったのは1967年で、価格が安いため台数は伸び4年後の1972年には130万台となったが品質は悪かった。 台湾の完成車一台当りのコストは、パーツが80%、あと製造費用、工賃、オーバーヘッドが20%で、このうち工賃は6.5~7%である。これからのアメリカ、ヨ…
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自転車部品のトラブル事例の収集と対策(6)
NO.9ギヤクランクの破損事例、競輪用自転車が競技中に転倒しギヤクランク、大ギヤが破損した事例である。ギヤクランクはA2014FD相当、大ギヤはA7075FD相当。全体的に延性破損を示すディンプル模様がみられた。転倒時の巻き込みによる強制的な破損と推定される。NO.10フレームの破損事例、競輪学校生…
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CFRP製自転車部品の形成
関西自転車工業協同組合が実施した「新素材形成加工技術の実用化に関する調査研究」事業において、技研大阪支所がこれに協力し、炭素繊維プリプレグ(一方向、クロス)を用いた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製自転車サドル用板ばね、シートポスト、ドロップ形ハンドルバーおよびハンドルポストの成形実験を担当した…
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台上走行試験装置の機能拡張
当技研では、日本競輪学校の生徒に対する指導訓練用機器の一つとして、昭和58年に台上走行試験装置を開発製作し、同校に納入設置して生徒の体力検定用に稼動させていた。その後、同装置のペダル荷重測定用ペダルセンサ、ハンドル荷重測定用ハンドルセンサのそれぞれ予備用を製作して、装置のアフタケアに努めてきた。最近…
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設備紹介「走査型電子顕微鏡、JSM-330A型、日本電子(株)製」
大阪支所に新設された走査型電子顕微鏡は試料に対して電子銃より発射された電子線の二次電子、または反射電子を検出器により検出し、テレビジョンと同様の走査技術を用いて、ブラウン管のけい光面上に像を結ばせて、表面状態を観察するもので、光学顕微鏡より分解能が優れ、焦点深度が深く、めっき、塗装、陽極酸化被膜およ…
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新製品紹介「ケストレルCFモノコックフレーム」
アメリカCCI(Cycle Composit Inc.)製。今回入手したものは、フレームサイズ約545mmで、1600g強(フレーム体)の重量である。現在、外観調査しか行っていないが、金属部分としては、ベッドパイプ、シートパイプ(上側100mm)、ハンガ部、およびRエンドと、直付小物類、ワイヤ類の内…
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前後加振によるフレームの振動試験方法の研究
前年度は、ミニサイクルフレームを対象に前後車軸部非同期加振振動試験を実施し、フレーム振動試験方法の検討を行った。 今年度はスタッガード形フレームを対象に、前後加振、荷重分散、振動数、加速度などの因子を組み合わせて試験を行い、試験条件とフレーム破損部位の関係などを求めたので報告する。…
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黒色めっきの耐食性に関する調査研究
最近、自転車もカラフルな色彩が使われるようになり、その中で黒色の部品を使用した自転車も多く、オールブラックのものも見られるようになった。電気めっきにより表面を黒色化する方法として、従来からある黒色クロム、黒色ニッケル、亜鉛めっきの黒色クロメート、また最近ではすず-ニッケル、すず-ニッケル-銅などの合…
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自転車競技者の指導訓練用機器の機能拡張研究(第1報)
日本競輪学校では、昭和57年度からの3か年事業で、生徒の指導訓練用機器の近代化を計り、その後改善に対処してきたが、事業の推進については当技術研究所が行い、内容、成果などはその都度研究報告で報告してきた。昭和61年度は、開発・製作した台上走行試験装置の予備用ハンドルセンサの製作・納入、62年度は、同台…
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競技用自転車の基本設計の研究(第2報)
日本自転車振興会から要請を受け、競輪における落車事故防止のための研究に着手した。前報に述べたように、その一環として6台のトラックレーサを試作したが、これを対象として、日本競輪学校の協力を得て実車走行を主体としたフィーリングテストおよび高速走行特性実験により、フレームスケルトンの違いが高速走行特性にど…
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構造接着剤の自転車部位への適用について
自転車の高級車への転換のための一つの動きとして、ろう付または溶接継手から接着剤による接着継手に変わろうとしている。そのため、構造接着剤に対する期待は年々高まって来ている。 本報では自転車の構造部材として、多く使用され始めたアルミニウム合金管用に、当社が最も推奨する構造接着…
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金型設計システムの開発
これまでに当技研では、昭和60年度に更新されたコンピュータシステム(富士通S-3300)を使用して金型設計システムの開発研究を行ってきたが、昨年までの研究において、金型設計を行うにはメーカー標準のCADの機能だけでは不足であり、金型設計特有の図形計算処理が数多く必要となることが判明した。 …
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自転車寸法自動計測装置の開発(続)
前号(No.106)では、(財)日本サイクルスポーツセンターに当技研が開発製作した、固定自転車体力測定装置(製品名「ヘルスガイド」)について報告した。引続き今回は、自転車寸法自動計測装置について紹介する。製品名を「サイクルデザイナー」と呼ばれるものである。本装置は、利用者が自転車に安全に乗るため「身…
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西独でのアルミ製ハンドルバーのテスト結果
(西独での環境問題専門月刊誌OKO-TEST88/8月号より抜粋) 1980年以来ハンドルが折れたことによる事故が増加してきており、昨冬ADFC(西独自転車クラブ)実施のアンケート調査では、欠陥自転車に原因ある事故の1/3がハンドルバーの破損という結果であった。 …
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設備紹介「高速動作解析システム、ナック(株)製、HSV-400システム」
この装置は人間の目ではとらえきれない様な、高速な物体の動きを、正確にとらえることのできる、鮮明な画像を得るものである。スローモーション再生により自転車での高速走行時の挙動解析をはじめ、スポーツフォームの研究、リハビリテーション等の人体の動き、あるいは工場のラインなどのトラブルシューテングなど、幅広い…
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(1989年)年頭ご挨拶
1989年の新しい年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。昨年の自転車の国内需要は年初の好調に支えられ対前年比約1割増に近づく結果になるものと推測され、輸出については円高傾向と海外生産国の追い上げを受け、対前年比約3割減の見込み、輸入については約5割増の見込みというように厳しい年であった。 …
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固定自転車体力測定装置、自転車寸法自動計測装置の開発
(財)日本サイクルスポーツセンターでは、来場するお客様サービスとして、室内に設置する自転車風の台上走行装置を計画し、その開発製作は当技術研究所が引き受けて完成させた。 開発製作した装置は2機種あり、1つは「固定自転車体力測定装置」の開発名称で製品名が「ヘルスガイド」と…
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黒色めっきの耐食性に関する調査研究
黒色めっきは自転車部品をはじめとして多くの製品に用いられているが、それらについての耐食性に関する報告が少ない。そこで、各種の黒色めっきに対し、塩水噴霧試験、CASS試験など4種類の腐食試験を行い耐食性に関する基礎的なデータを得たので概要を報告する。…
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前後加振によるフレームの振動試験方法
技研本所において、前後加振によるフレーム振動試験機を試作し、スタッガード形フレームの前後加振による振動試験条件と破損部位の関係を求めたので、その概要を報告する。
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樹脂車輪の強度試験
自転車のフレーム材料として、チタン、接着剤結合のアルミニウム、カーボンファイバーなどが注目を集めているが、車輪においては相変わらず同じような様相を示している。すなわち、金属性のハブとリム間を硬鋼線スポーク連結している針金スポーク車輪である。 これを打ち破ろうとする試みとして、板金製溶接構造、…
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設備紹介「NCワイヤカット放電加工機、ファナック(株)製、FANUCTAPECUT-W1」
技研東京支所に新設された、NCワイヤカット放電加工機は、新開発の加工電源により270mm2/minの高速加工が可能であり、加工条件が自動的に設定できる機能を持ち、自動ワイヤ結線機能を設備しており、これにより放電加工用電極、多種少量の機械部品、ゲージ等従来にない機械加工の業務サービスを行えるものと期待…
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新製品紹介「三輪レジャースポーツサイクル”シンクレア”」
イギリスP.C.S.レジャーCoで作られたレジャー、スポーツ用3輪車。スチール製のシャーシーにポリプロピレン製ボディからなる。前輪12・1/2 *2・1/4 、後輪16*2のタイヤで、前一輪、後二輪であるが、ステアリングは前輪系。ハンドル操作をヒザ下で行うが、見た目以上に操作しやすく、トレッド幅の割…
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CFRP製前ホークの試作研究(第1報)
炭素繊維(CF)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の具体的な成形応用例は公表されにくく、文献も少ない。高度な成形技術が存在しながら、一方では初歩的な技術解説資料の入手も困難なる現状である。自転車部品における適用においても、一部メーカーによる自転車フレームパイプ、ディスクホイールを主とし、その他S…
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普及形車輪疲れ試験機の試作
自転車車輪のJISは、個々の部品について規格化されているが、車輪として組み上がったものについては一部しか規格化されていない。それは静的荷重を加える試験である。しかし、車輪の強度上の問題点は実走中のスポーク切断であるから、動的強度試験の規格が必要となる。当所では車輪に関して数多くの試験をしてきている。…
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競技用自転車の基本設計の研究(第1報)
日本自転車振興会から要請を受け、競輪における落車事故防止のため、まず自転車側に何か落車にかかわる問題点はないのかという観点より研究に着手したのでその内容を報告する。研究の内容は、競輪選手が使用している自転車フレームのスケルトン調査、全国50競輪場から入手した落車事故ビデオによる落車事故分析および台上…
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普及形車輪疲れ試験機の試作
車輪の強度上の問題点は実走中のスポーク切断であるから、車輪の動的試験の規格化が必要である。したがって、過去の試験を振り返り、規格化の可能性のある普及形車輪疲れ試験機を試作して、一部の車輪を試験した。
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ATBの実走応力測定
ATBと呼ばれる自転車が世に出て久しいが、実走行中の強度あるいは耐久性を裏付ける応力測定データは皆無に等しい。今回各種走行条件における実走応力測定を実施したので、ここに報告する。 供試車はSCM製とし、パイプの選択、フレーム寸法はビルダーに一任した。接合部はTIG熔接後、ロー盛り…
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フレームスケルトンと高速走行特性
近年激増している競輪での落車事故防止対策の一環として昨年に引続き基礎的な調査を実施しているが、今回は、トラックレーサーのフレームスケルトンの違いが、極限状態に近い高速走行にどのように影響するかを調査するため実車走行による高速走行特性実験を行ったので、その概要を報告する。…
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設備紹介「FEMによる構造強度解析システム」
パーソナルコンピュータによる有限要素法構造強度解析システムを設置した。システムの特長は、対話形式であり、データ作成はすべてマウス操作により行える。更に計算結果はカラーでプリントアウトできる。 また有限要素法のプリ/ポストプロセッサ(G-MESH、R-VIEW)が充実しているため、一連の操作が…
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新製品紹介「折たたみ自転車・ストライダ」
イギリス・ストライダ社が製作したコンパクトな折たたみ自転車。 デザインの漸新さも面白いが、前後輪はドラム式ブレーキ付片持ち構造、折たたみのための機構と、ヘッド小物の機能をボールジョイントとピンジョイントで代行するなどの特長があげられる。ただし、折たたみ時ハンドル、ペダル等がそのまま残るというのは、せ…
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構造用ファインセラミックス
構造用ファインセラミックスの種類に関しては厳密な定義があるわけではない。一般には最も狭義に解釈した場合、(1)SiC、Si3 N4 、サイアロン(Si-Al-O-N)等の共有結合性が強く、強度及び耐熱衝撃性に優れたセラミックスをあげることが多い。更に広く解釈すると(2)高靱性ZrO2 や微粒組織を持…
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高齢者の自転車走行等における特性
前年度は、高齢者の自転車使用状況等に関するアンケート調査および中高年齢者の体力・生体機能特性等に関する試験を行い、自転車使用状況のほか、30~50代の中年者との体力・生体機能の違いを試験的に把握することができた。そこで、今年度は中高年齢者の状況における自転車走行特性等に関する様々な試験を調査結果を参…
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フレーム体矯正装置の試験研究
自転車フレーム体製造における狂い取り作業の自動化を目的とし、昭和58~59年度に試作したヘッドパイプ基準の矯正装置に対し、昭和61年度に調査研究を進めた制御システムと設計仕様に基づいて、ハンガ右側端面を基準としたヘッド、立パイプ及び後つめ振分け中心の矯正、その他各部の狂い検出機構をもったフレーム体矯…
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技術研究会を終えて
昭和63年度技術研修会は、技研大阪支所において、昭和63年7月5日から8日までの4日間開催した。「自転車と新素材」を主題とし、炭素繊維強化プラスチックについての実習は3年連続で、今回はその3年目である。今回は、とくにラッグ部を含めたオールCFRPフレーム体を対象に関西自転車工業協同組合の協力を得、大…
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室内健康機のハードとソフト(その5)
自転車式室内健康機はその形態、構造が自転車メーカとしては比較的気楽に手をつけやすい商品であるため既に20年以上も昔から各種の製品が上市されている。各個人の運動する目的と体力レベルに適合した運動が、確実に実施でくるための運動生理学的な根拠による構造、機能を持ち、同時に十分な効果を挙げるためのソフトを備…
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中国の対外施策と自転車工業
昭和62年度国際交流促進補助事業に一環として、中国との交流促進のため、社団法人日本自転車貿易センターが派遣する訪中国に参加の上、昭和63年3月17日から25日までの9日間、訪中した。その間において、見聞した事項を主体として、中国における対外施策と自転車工業の概要を述べる。…
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高齢者の自転車常用条件に関する研究(続報)
前年度は、高齢者の自転車使用状況等に関するアンケート調査および中・高年齢者の体力、生体機能特性等に関する試験を行い、高齢者の自転車使用状況および30-50代の被験者との体力、生体機能の違いを把握することができた。そこで、今年度はエルゴメータ等の台上において生体機能に関する試験、ハンドル操作に関するス…
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フレーム体矯正装置の試作研究
自転車フレーム体製造における狂い取り作業の自動化を目標とし、昭和58-59年度に試作したヘッドパイプ基準の矯正装置に対し、昭和61年度に調査研究を進めた制御システムと設計仕様に基づいて、ハンガ右側端面を基準として固定し、フレーム体中心面に対するヘッドパイプ、立パイプ及び後つめ振分け中心の矯正、その他…
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ATBの実走応力測定
ATB(ALL TERRAIN BIKE 全地形型自転車)と呼ばれる自転車が世に出て久しいが、過去の流れを見ると、現状においては従来使われていたパイプが大径化、肉厚化してきている。これは、ATBの過酷な使用条件に伴う強度補償対策があげられる。しかし、その強度あるいは耐久性を裏付ける応力測定データは、…
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雰囲気ろう付方法の調査研究
国内の量産自転車フレームは、一部のもの以外、大部分が大気中での黄銅ろう付である。通常、金属は加熱すると表面の酸化被膜が増大する。これを防止するとともに溶融ろうの「ぬれ」を促すためフラックスを用いているが、このフラックスは腐食性があるため、ろう付後、酸洗い、洗浄、乾燥などの処理が必要である。当研究では…
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昭和63年度技術研究所の事業計画
「研究業務」1.特別研究(1)自転車の安全性・操縦性の研究、1)車輪の強度基準に関する調査研究、他3件、(2)自転車部品試験装置等の調査及び試作研究、1)自転車衝撃試験法の基礎的調査研究、他2件、(3)新素材の自転車への適用研究、1)先進的前ホークの試作研究、2)接着フレームの構造・強度の研究、3)…
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軽合製クランクの応力腐食割れ試験
競輪用自転車は厳しい検査に合格した部品によって構成され、競技に使用されている。厳しい検査に合格した部品の内、極く一部の銘柄のアルミニウム合金製クランクの角穴近辺に微細な割れ(クラック)が発生するという過去に例のない問題が報告された。幸い競技に支障が生ずるという程の問題までには至ってないが、早急にクラ…
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設備紹介「高速走行実験装置」
技研本所・自転車工学課では、「競技用自転車の基本設計の研究」のため、高速走行実験装置を設計・試作したので、その概要を紹介する。 本装置は、競輪レースなどのような高速で走行する自転車の操縦性・安全性に関する基礎データを求めるためのものであり、ベルト走行路面上を実車を用いて乗員また…
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フレームの雰囲気ろう付の研究
量産されている自転車のフレームの接合は大部分が大気中での黄銅ろう付である。表面酸化を防止し、ろうのぬれを促すため、フラックスを用いているが、反面、腐食性があるため、ろう付作業が完了すると、酸洗い、洗浄乾燥など一連の処理が必要である。本研究では、還元性ガスを使用してノンフラックスでろう付が行える雰囲気…
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制動時における減速度の測定
ISOのSC1の会議において、西ドイツから制動時の減速度を規制するという試験方法案が提起され、日本を含む5ケ国がWGメンバーとして、SC1に勧告てることになった。減速度の測定記録装置を各国が購入し、同一条件の試験を行って、次回会議に試験データを持ち寄ることになった。日本での試験は(社)日本自転車工業…
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自転車の新しい表面処理
自転車の外観を多様化したい。従来のニッケル-クロムめっきに代わる新しいめっき方法はないか、という要望が約10年前にあった。従来のニッケル-クロムめっきでは差別化、個別化ができず陳腐にみえるということであった。それから数年経った現在、町中を走っている自転車は非常にカラフルになり、合金めっき、電着塗装な…
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片持式水平曲げ疲れ試験機によるパイプ疲れ試験データシート
1982年から86年にかけて片持式水平曲げ疲れ試験機を使用して、主に自転車フレーム用パイプ(普通鋼管、ハイテン鋼管、マンガン鋼管、クロモリ鋼管、チタン管、Al合金管、CFRP管、ボロン繊維積層Al合金管)を対象に疲れ試験を行った結果をまとめたもとである。…
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外国製CFフレームの調査(第2報)
カーボン・ファイバー(CF)などの新素材が自転車にも積極的に取り入れられ、国内や海外の自転車競技で、CFフレームやディスクホイールなどが頻繁に使われている。前報では、アラン社、ビチュー社のCFフレーム等の調査を行ったが、今回、ルック社のCFフレーム、カンパニョーロ社のケブラー(アラミド繊維の商品名)…
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自転車用フレームろう付部の検査技術の確立
自転車のろう付は、長年にわたり使われてきたが、接合部が完全にろう付されているかどうかは、ほとんど熟練者の経験にたよっており、外部から破壊せずに判断する技術は確立されていない。そこで、非破壊検査方法としての超音波探傷法によりフレーム接合部のろう流れの良否を判定することが可能かどうかについて検討を行った…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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