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車いす用キャスタの性能調査
車いすに使用されているキャスタについては、データも少なく基本的な検討が遅れていると言わざるを得ない。実際の使用においても、耐久性あるいは走行性に関した問題点があげられており、キャスタの性能が車いす全体の性能におよぼす影響は大きい。そこで、キャスタ研究の一環として首振り現象に関連のある旋回性実験および…
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カードによる技術資料のマニュアル検索
自振協では、協会内および自転車関連団体の保有する資料を調査または整備し、要望に対し迅速に情報を提供するため、情報化体制の整備を昭和51年度より実施している。 この事業の一環として、技術研究所において技術資料(図書、研究報告書、自転車関連技術資料など)を国際十…
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キャリパーブレーキの鳴きの研究(その1)
キャリパーブレーキにしばしば鳴きが発生することは周知のとおりであり、この鳴き対策の研究のためキャリパーブレーキ鳴き実験装置を作製したが、この装置の概要は既に技研ニュースNo.47で紹介したとおりである。その後、この実験装置を用いて鳴き音の発生状況およびブレーキゴムの摩擦特性について検討を行ったので現…
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発光特性を持つ表面処理技術の調査
現在、自転車に使用されている部品には装飾および防食の両面から、めっき、陽極酸化、塗装など各種の表面処理が施されている。本調査では、従来の表面処理技術をより有効に活用するために、それらの技術の利用による新しい機能(発光特性)を持つめっき皮膜あるいは陽極酸化皮膜の可能性について検討を行った。 …
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婦人車の速度制御に関する人間工学的研究
自転車走行を安全性、操縦性の面からみると走行速度の制御が最も大きな課題である。走行中の速度制御は右・左折、危険回避、停車等のために走行速度を減速する場合と停車する場合の二つが考えられる。停車する場合の制動特性については、林らと星川らが”定位置停車試験”と”急停車試験”としてこれまで報告しているが、減…
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簡易三次元トランスファ装置の試作研究
プレス加工の内で、曲げ、成形、押出し、絞りなどの各種の変形した品物を連続的に移送して加工成形する工程では、三次元運動を行う移送機構を必要とする場合が多い。従来の三次元方式の移送装置は、複雑化し、メンテナンスに労力を要したり、高価であるなど、簡易に利用されにくい点があった。本研究では、こうした諸問題を…
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昭和55年度技術研究所の事業計画
研究業務、1.特別研究、(1)自転車の安全性・操縦性の研究、(2)自転車部品試験装置の調査および試作研究、(3)電算機による自転車設計システムの研究、2.経常研究、(1)車いす試験法の研究、(2)自転車部品加工技術の調査、(3)パイプ端の異形切断成形法の研究、(4)超音波によるめっき技術の調査研究、…
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消音型エレベータフィーダの開発
生産工場の自動化の最初の工程といえば、組立ラインあるいは加工機へ材料を自動供給することである。ここで使用される供給装置(エレベータフィーダ、パーツフィーダ、ドラムフィーダ)は、使用される数も多く、稼動に伴い大きな騒音を発生する。最も騒音レベルが高く対策の困難な衝突による衝撃騒音の減音対策を研究し、実…
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ワイヤカット放電加工の効果的活用
ワイヤカット放電加工技術は、加工機種の増大とともに機能の向上により、その応用分野の開拓が行われ、一方学界における研究成果も刻々発表され、総体的な進展を続けている。特に実用面での効果的な活用法の研究は技術向上に必要で、放電加工技術界から強く要求されている。このような点に対応するため、種々の実験・考察を…
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パイプ端末特殊成形機の実用化研究
自転車フレーム用バテットパイプの単工程による成形を目的とし、併せて端末のR取り加工も可能なパイプ端末特殊成形機を試作して、当初の目的に近い結果を得たが、一部成形パイプに板厚の不均一、外観上のしわ等がみられたので、その原因の検討を行った。その結果、素材パイプの板厚、および外径寸法と金型寸法とに関係があ…
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変速駆動部品の組合せ試験
52年度に駆動部品の組合せ耐久試験機を試作したが今年度は引続き、試験機に改良を加えるとともに、この試験機を使用しての耐久性、および変速性の試験を行った。この試験は、駆動部品の品質性能調査研究の一環であり、既に報告(自転車技術情報No.3)の部品単体での品質、性能を調査した駆動部品の組合せ試験である。…
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降坂走行時の制動特性
これまでの「ブレーキの機能と人間の制動特性」の研究では、制動の目的として定位置停車とか急制動といった自転車をいかに人間の意のままに停車させるかの実験を行い、その結果を考慮し提言をしてきた。 今回はこのような停車を目的とした制動ではなく、スピードをコントロールするために、乗員はどのようにブレーキ操作を…
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コッタレス形クランク軸ねじり強度試験装置の試作
ギヤクランクの強度試験の一環としてコッタレス形クランク軸の静的ねじり破壊強度を知るための試験装置を試作した。この装置は構造的に小形で、現場的に簡易に試験できることを目的としたものであり、その概略の仕様は次のようである。ねじり負荷方式:手動(ハンドル回転、ギヤ比1/90)、荷重読取り:環状ばね型力形(…
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設備紹介「テレメータ装置、明星電気(株)製、移動体テレメータ、回転体テレメータ」
本装置は超軽量・小型の送信装置(8チャンネル・実装電源込み重量約1.1Kg)をもったテレメータ装置で、7チャンネルはひずみ、振動、衝撃などを、1チャンネルは生体現象または送信ユニットを交換することにより回転物体の諸現象(4チャンネル、送信本体20g、同電池30g計50g・1チャンネル分)を送受信し計…
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設備紹介「NC装置付フライス盤、日立精機(株)製2K-V型、富士通ファナック(株)SYSTEM・7M」
新しく技研東京支所へNC装置付フライス盤を設置した。本機は同時3軸制御により複雑形状の金型、治工具、カム、テンプレートなどを高精度に加工できるもので、本機本体は直流サーボによる駆動機構を採用した低騒音設計になっている。機械本体、テーブル:左右の動き750mm、前後の動き300mm、上下の動き340m…
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設備紹介「数値制御自動プログラミング装置、形式APTTYPER、沖電気工業(株)製」
本機は、NCワイヤカット放電化工機の付属装置として設置したもので、NC用の自動プログラミング言語MICROAPTを使用して、加工図の工具経路の図形解析を行い、NC加工に必要な情報に変換する装置である。NC指令テープはマニュアルテープ作成、また自動作成、作画、チェックなどの機能により、正確に、迅速に現…
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アメリカの自転車事情
海外における自転車生産技術、特に専用機械など自動化の状況を調査するため、昨年9月カナダ、アメリカ両国を訪れたので、その一部を紹介する。1.Schwinn Bicycle Company、フレーム、前ホーク、車輪組立て、最近の傾向。2.Huffman Mnaufacturing Company、車輪の…
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自転車用バンドブレーキの鳴きに関する研究(その3)
第2報でバンドブレーキの鳴き音の発生機構について報告を行った。この解析によれば、ライニングの厚さを薄くすること、バンドとライニングの内部摩擦損失を大きくすることなどが鳴き対策として有効なはずである。そこでとりあえず、次のように設定をしてその組合せの供試品により実験を行うことにした。すなわち、(イ)ラ…
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駆動部品の材質調査
既に報告された(自転車技術情報No.3)駆動部品の外観調査、強度試験および性能調査などに引続いて、これら駆動部品の材料分析、硬さ測定、特別な部品についての状態分析や表面処理などの観察、調査を行ったのでその一部を報告する。分析試験は炭素元素を迅速炭素定量装置、その他の元素については原子吸光光度計を使用…
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チェーン乗移り時のワイヤ負荷積
駆動部品の品質・性能調査に引続き、リヤディリイラ、チェーン、フリーホイールの各種組合せにおけるチェーン乗移り時のワイヤ負荷重を測定した。 測定方法は、各ディレイラ専用エンドを付替えられるようにしたフレームにおいて、モータによりクランク軸を60rpmで低速回転させ、無負荷でトランスミッションを作動させ…
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設備紹介「電子油圧加振装置、(株)サム電子機械製、SUM・S-331」
自転車および各種部品の動的強度試験、評価を行うための加振装置を技術部第2部に設置した。 装置は大別して油圧バイブレータ、油圧源、および制御装置からなり、制御装置は入力信号系、制御系、フィードバック系および計測系よりなる。被試験品固定ジグおよび伝達機構を組合せ、トラニオン系油圧バイブレータにより目的と…
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ワイヤカット放電加工におけるワークセッティングなどについて
ワイヤカット放電加工の効率的な活用技術と一つとして、ワークセッティング情報提供プログラムを作成した。与えられた加工用図面からワーク外寸と加工部位置寸法および必要であれば加工基準面の有無・表裏面の状態を入力して、所定の加工器加工テーブルにセッティング・加工できるパタンを出力させることを基本的な構成とし…
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二輪車・自転車の衝突実験
貨物自動車が左折時に歩行車および二輪車、自転車を巻き込む事故は、大きな社会問題としてクローズアップされてきている。これらの安全対策として、現在サイドガードの取り付けが保安基準によって定められている。 我々は、このサイドガードについて、保護効果の検討を行うため、(財)日本自動車研究所、(社)日本自動車…
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ブレーキの機能と人間の制動特性(第2報)
昨年度は、ミニサイクルと婦人軽快車を対象として実走行による制動実験を行い、制動の実態を調べその結果を報告したが、今回は、スポーツ車を対象として昨年とまったく同じ内容の制動試験を行ったので、その概要を述べる。…
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情報は貴重な資源である
自転車に限ったことではないが、何か物を作ろうとしたり、考えたりするときには必ず資源が必要である。その資源は物的資源、人的資源、時間資源、空間資源、情報資源などでこのうちのどれか一つでも欠けていてはうまくいかないことは、われわれの日常業務をちょっと考えて見ればすぐに納得できるであろう。物を作るときに原…
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幼児(6才児)の自転車制動に関する研究
先に我々は5才児を対象として、幼児用自転車の制動について調査研究を行い、幼児用自転車のハンドルとレバーの間隔に関し、幼児手掌長が考慮されていないことなどを指摘した。本研究も前述の研究をさらに発展させようとするもので、対象者を小学校1年生(6才児)として、自転車疾走時の制動および制動動作の実態を明らか…
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自転車部品欠陥の材料的解明例
われわれの周囲にある多くの製品は現実には幾多の欠陥素因を持ちながら製造工程が進むので、まったく異常の存在しない材料はなく、厳密に言えば完全無欠材は得られない。しかし、欠陥事項による災害は時に人命の損欠を招き、軽微な場合でもつねに経済的な損失はさけられない。したがってつねに使用上の諸条件をよく考えて採…
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自転車駆動動作の筋電図学的研究
自転車走行時の乗車姿勢は自転車の操縦性とエネルギ需要、しいては疲労と関係する。乗車姿勢は人間と自転車が接触する三か所、サドル位置、ハンドルのにぎりとペダル上の足の位置で決まるので、本研究ではこれらに重点をおいて駆動動作を究明した。(1)ハンドル形態による駆動動作の差異、(2)サドルの高さの変化による…
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BMXフレームの実走行応力について
バイシクルモトクロス(BMX)は昭和53年にわが国に上陸して以来急速に浸透してきた。しかしながら、この車種に対する強度的な各種の試験は、わが国においてはまだ緒についたばかりであり、今後データを蓄積し設計資料を整備していく必要があると考えられる。このようなことから、今回、BMXの静荷重試験および実走行…
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設備紹介「グラフィックディスプレイ装置、(株)沖電気工業製、ソニー・テクトロニクス4012形」
技術研究所技術第1部に新設したグラフィックディスプレイ装置は、既設電子計算機システム(OKITAC-4500C)の周辺機器として増設したもので、文字や数字の他に複雑な図形を表示できるストレージタイプのディスプレイ装置である。装置は3つのモードがあり、1つは94種の文字表示が可能であり、次は1画面10…
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昭和54年度技術研究所の事業計画
[研究事業]1.特別研究(1)自転車の安全性・操縦性の研究、A.制動システムの研究、B.人間工学的研究、(2)自転車部品試験装置の調査研究、A.駆動、伝達、変速部品の試験法の確立、B.ギヤクランクの動的試験装置の調査研究、C.車輪疲れ試験装置の調査研究、2.経常研究、(1)車輪組立方法の研究、ほか6…
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ESCA(X線光電子分光法)による酢酸およびクエン酸ニッケルめっきの耐食性の評価
自転車部品の装飾クロムめっきの耐食性は、ニッケルめっきの微少孔(ポロシチー)に強く左右され、現行のめっき方法では耐食性は十分でない。そこで、PH緩衝剤のH3 BO3 の代わりに酢酸、クエン酸などの有機物を利用したニッケルめっき浴からの電析物は、微少孔が少ないといわれていることに注目し、これらのめっき…
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車いす台上走行試験機の試作
手動用車いすについて調査した結果から、JIS試験項目以外に全体としての耐久試験を実施する必要性が推察された。また手動用車いすに関する評価も国際的な規格化への方向にあり、さらに今後、新型車いすの開発もさかんになるものと予想されるので、総合評価試験法を確立しJISを整備していく必要があるものと考えられる…
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JICSTオンライン文献検索システム
昭和54年度は、自転車技術文献の調査、収集を行い、当研究所の保有する研究報告書、生産技術誌などの整理を行う。文献の調査においては、JICSTオンライン文献検索システムを利用し一部の資料を得たので、文献検索システムの1つとしてその概要を説明する。…
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CSCにおける自転車の安全対策
CSCの主な施設としての5キロサーキットは、一般に考えられるサイクリングコースではなく、スポーツコースであって、高低差がはなはだしく、きついカーブが多く、走行がむつかしいという特徴がある。しかし利用者の大部分は、自転車については素人であると言える。したがってこうした一般の人に、このむつかしい5キロサ…
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手放し走行時の特性
自転車の普通の直進走行では、ハンドル操作と身体の姿勢制御による車体傾き角操作の2つが用いられるのであるが、手放し走行では身体の姿勢変化による制御だけが行われる。したがって、人間-自転車系の制御機構がどのようになっているかを推定するためには、この手放し走行時の特性を知ることは大いに意味があることと思わ…
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米国製および国産電動車椅子の性能試験
1977年11月に開催された「リハビリテーションUSA」展に出品された展示品の一部をVAPCの好意により、日本製品と比較評価してほしいとのことで日本に提供された。このうち電動車椅子の性能評価については各福祉機関からの依頼により当所がその試験を担当したので、その概要を報告する。試験を行った車椅子はVA…
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金型加工基準書(プラスチック型・ダイカスト型・鍛造型編)の発刊について
技術研究所では既に金型加工基準書第1編「プレス抜き型編」、第2編「プレス曲げ・成形・圧縮型編」を刊行し、関係方面の方々に貴重な資料として好評を博し活用されている。このたびさらにプレス型以外の金型用として第3編「プラスチック型、ダイカスト型、鍛造型編」を発刊することになったので概要を紹介する。基礎編と…
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ブレーキ鳴きについて(第2報)
第1報(技研ニュースNO.38)ではバンドブレーキの鳴き対策の研究のために試作した摩擦係数測定装置とバンドブレーキ鳴き実験装置およびそれによる研究の一部について報告した。その後、引き続き鳴き対策について研究を行った結果、バンドブレーキの鳴き現象の解明に成功し、現在、対策品について検討を行なっていると…
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TNOとUTACを訪ねて
去る10月15日から11月3日までの20日間にわたり、ヨーロッパ各地の自転車工場ならびに研究機関等を訪問する機会を得たので、その中からオランダのTNO(1930年に設立されたオランダ国立応用科学研究機関)とフランスのUTAC(自動車、オートバイおよび自転車などの技術協会で、1927年に設立された私立…
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全スポーク同時締上機の改良
車輪同時締上機は高能率な専用機として開発し使用されてきたが、50年代二入り生産縮小と品種の多様化により、専用機であるがために稼動率の低下が目立っている。締上機が汎用化されていれば、より効果的な使い分けができると考え、一連の改良を行なった。現在車輪同時締上機は、B-36型、B-28型の2機種製作してお…
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ブレーキの機能と人間の制動特性
ミニサイクルや軽快車における制動の実態を通常制動と緊急制動の両面から調べてその問題点を探り出し、ブレーキの性能向上およびその対策さらにマン-マシンシステムとしてみた乗員の乗車技術の向上、あるいは指導のための基礎資料を得ることを目的に実験を行ったので、その概要を述べる。 …
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自動整列供給システムの騒音対策
プレス周辺機器から発生する騒音は、加工音と同等あるいはそれ以上であり、騒音環境の改善が強く望まれる。このような周辺機器の一つである自動整列供給装置の現状を調査するとともに、物の落下等、衝撃により機械構造物が振動して発生する二次的な騒音の防音材として市販されているダンピングシート(制振材)を形状と板厚…
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流動浸せき法による粉体塗装薄膜化条件
本研究は、塗装試験片(軟鋼板)による塗膜厚さと塗膜の平滑性に影響する因子について予備実験を行い(技研ニュースNO.44参照)、その結果より有意となった要因と薄膜化のための水準を求め、統計的手法を利用して各要因の塗膜厚さへの影響割合と各水準による膜厚の推定を行い、塗膜の平滑性を考慮して薄膜化の最適塗装…
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サドル位置とクランク回転数からみた自転車走行の至適条件
自転車の乗車姿勢は人間と自転車が接触する2か所、サドル位置とハンドルのにぎり位置に影響される。また、エネルギ利用の面からみると走行時のクランク回転数とギヤ比の組合せが走行時のエネルギ利用にどのような影響を与えているかが問題となる。今回は改造モナークバイスクルエルゴメータを加えて、(1)サドル高さの変…
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自転車競技と体力(背筋力と各種測定値の関係)
躯幹伸展力として、また姿勢保持やペダリング作業遂行上の重要な筋力としての背筋力が、能動的握力や、人体出力測定機による最高速度、実走の200mフライングダッシュや訓練成績とどのような関係にあるかについて考察した。背筋力の強弱は、自転車競技の成績と強い相関をもっており、自転車選手に必要な基礎的体力のうち…
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異機種へのNCテープ作成ソフトウェア
当所の3次元NCフライス盤用NCテープ作成システムであるMINIAPTシステムを使用し、他のNC工作機械に合ったNCテープを作成するソフトウェアの開発を進めてきたが、一応完了したのでその内容を紹介する。その処理は、加工図面からMINIAPT言語にて、工具の運動を記述したパートプログラムを解読し、工具…
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ワイヤカット放電加工における電極の許容加工時間およびプレス抜型シャープエッヂ部の加工
NCワイヤカット放電加工において、より合理的に作業を行うための判断データを開拓すべく検討した2項目について述べる。その一つは、ワイヤ電極の許容加工時間(残りの使用時間)を知る方法で、ワイヤ電極リールに直読スケールを付加し、加工条件から容易に読取ることができる方法である。他の一つは、プレス抜き型のパン…
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自転車駆動部耐久試験機の試作
自転車駆動部品の試験機に関しては、部品単体での専用試験機は多数存在するが、変速機関係をも含めた総合試験機となると数少ない。今回、駆動部品一連の総合組合せにおける耐久性、変速性を調査研究することになり、これを機会に汎用性を持つ駆動部品総合試験機の試作を行ったので紹介する。 …
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設備紹介「完成車の組付け機能試験機」
完成車の組立て作業の流れの中で、ロットごとの完成車の組付け機能検査を行う場合、試験機の能力は、取付方法が簡単で、かつ試験項目を満足することを要求される。そういった条件を満足するよう試験機を設計し試作したのでここに紹介する。本装置で測定できる試験項目は、目視検査および実走検査を除く9項目[ブレーキ操作…
研究内容
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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