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塗装仕上げによる美粧効果について
自転車塗装で多く用いられる塗装方法にメタリック塗装、フランボヤン塗装がある。いずれも金属粉を用い、その塗膜を直射日光に当て、正反射方向より見ると、きらきらと輝き、鮮明な色相とで美粧効果を強く現わしている。ここでは金属粉の粒度、濃度など美粧効果に与える影響と、その測定法について調査研究を行なった。また…
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技術研究部門の体制整備について
当協会の技術研究部門は、組織上において自転車技術研究所(犬山)と東京、大阪両自転車技術指導所の3事業所が併立しておりましたが、これを一元化し体制整備をはかるため、去る9月1日より3事業所を総合して「技術研究所」に改め、組織系統図に示すように、従来の自転車技術研究所(犬山)が本所としての役割りを持ち業…
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欧州の自転車生産地を訪ねて
海外自転車生産技術調査の命を受け、昭和45年9月下旬から11月上旬にかけてデンマーク、西ドイツ、フランス、スイスおよびアメリカにおける自転車およびその関連工場などを調査した。その大要は別冊「昭和45年度海外自転車生産技術調査報告書」にまとめてあるので、ここでは紙面の都合上、調査期間中の「こぼれ話」と…
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車輪径およびホイールベースと操縦性の関係
自転車の走行性能に関係のあるエネルギ消費の面、制御性の面についていろいろ研究を重ねてきているが、これは最近の制御の面すなわち操縦性の面の研究についての紹介である。自転車の部材寸法がその走行性能にどのように影響するかを、フィーリングによってではなく定量的に確認し、設計の資料に供しょうとするのがこの研究…
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技研における研究テーマ(昭和46年度)
昭和46年度に実施する研究課題はつぎのとおりである。1)プラズマアーク溶接の応用研究、2)静電粉体塗装の応用研究、3)銅電鋳加工法の実用化研究、4)組立作業の自動化研究、5)兼用型車輪締上機の試作研究、6)ノーンバスプレーティング法の実用化の研究、7)めっき浴添加剤の耐蝕性に及ぼす影響の調査研究、8…
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めっき排水処理の概説
めっき作業現場の管理者、作業担当者はもちろん、経営者にも必要な常識としての、めっき排水規制、排水処理原理、排水各成分の基本処理技術および処理施設について概説する。
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高分子物質を材料とする自転車の研究
本研究は、高分子材料を自転車に応用する研究の一環として、自転車の主体であるフレーム体の革新的なデザインを施すとともに、このフレーム体の量産体制を図ることを目的としたもので、昭和35年度下期より昭和40年度にわたる第1次~第4次の試作研究において実用化の可能性を究明した経験をもとに、今回はミニサイクル…
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完成車組立の自動化の研究(1)
自転車工場における完成車の組立の自動化、省力化は困難なことではあるが、どうしても取り組まねばならない問題である。したがって、われわれもこの研究を取り上げ、まず本年は実態を調査するという意味でA社につき、約1箇月の間その組立ラインの調査を行った。ただし品質管理的な見方による調査でなく、人間と機械の組合…
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ペダル軸スパナかけ切削専用機の試作研究
各部品の加工の省力化を推進し、国際的な輸出競争に打ち勝つためには自動加工化はぜひ必要である。この考えからペダル軸の加工を採り上げた。その加工のうち、スパナかけ部二面の加工は従来プレスや切削によって行なわれているが、人手を多く要している。そこで、素材供給、切削加工、刻印加工と一連の加工作業を自動化し、…
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フレーム新接合法の実験研究
従来の高温加熱による自転車フレームのろうづけ法に対し、本研究は冷間塑性加工によりパイプとラッグを圧接させる新接合法を応用し、熱ひずみあるいは加熱による母材の強度低下を防止するとともに、高温作業環境からの開放とコスト低下を図る目的である。実験研究に当たっては、従来より応力集中の大きいとされているヘッド…
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米国自転車協会の標準自転車安全性規格適用について
米国自転車協会(BIA)の自転車製造業者組合(BMA)は、業界全体に適用される一連の安全性・性能基準を採択したと発表した。この新規格は全世界の自転車産業に絶大な影響を及ぼすことになろう。以下に同協会の声命(1970年8月28日付)に基づき、本規格の詳細についてお知らせする。…
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新特許法の概要について
第63特別国会において新特許法が可決成立し、昭和46年1月1日より施行となる。この新特許法の解説を主とした講習会を、特許庁審査第3部長竹内尚恒氏ならびに同庁審査第3部運輸審査長御園生芳行氏を招いて、大阪、名古屋および東京の3地区でそれぞれ開催したので、その概要を要約掲載する。 …
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内外自転車の品質性能調査研究
昭和44年度内外自転車の品質性能調査研究事業はこのほど終了した。ここではとりあえず最終の分解調査の一部について概況をお知らせし、参考に供する。 調査対象車は、小径車13台(国産車11台、外国車2台)、ほか新たにこども用車21台(国産車15台、外国車6台)を加え計34台で、分解調査のうち自転車の…
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自転車における人間工学的研究
自転車における人間工学的研究に取り組んですでに5年となり、一応計画の最終年度を迎えた。したがって、本報告ではまず本年度(昭和44年度)の実験についての結果を述べるとともに、今までの実験の内容についての総まとめをしてみた。前年度において室内台上走行実験によって求めたギヤ比、クランク長、サドル前後位置な…
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経済的な焼入法の研究
従来自転車用小物部品の熱処理は、低コストの点から900℃前後の固形滲炭焼入れが主流であるが、近時労働力の不足などから、より短時間で作業性のある滲炭法が必要になった。近年工業化の段階になってきている高温浸高法について、その適否を考察し自転車部品の熱処理に応用できるかを検討した。また、品質の向上、作業環…
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部品加工自動化の研究
板金部品プレス加工の合理化についてこれまでに、プッシャーフィード方式、順送り全自動加工、トランスファー加工方式による二次加工の自動化研究を順次実施し、それぞれに省力化、コスト低下の実現を実証し報告してきた。今年度はさらに一歩進めて、2つ以上の部品を組み付けるプレス作業を含んだ加工の省力化をもくろみ、…
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ニッケルの節約を目的とした装飾クロムめっきの調査研究(1)
近代工業の発展がニッケルの世界的需要と供給のアンバランスを生み、めっき業界でも種々対象の検討がなされてきた。さらに近年、工場や自動車などの排気ガスによる大気汚染などに対し、めっきの耐食性の向上が要求されるようになった。かかる事情のもと、当所においてもニッケルを節約し、しかもそれと同等もしくはそれ以上…
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「ロバート・ハンシング氏を囲む座談会」要旨
(財)自転車産業振興協会では` 70サイクルショー開催を機会にロバート・ハンシング氏(米国自転車商)を招へいし、「米国市場に適合した自転車とは何か?、米国における自転車に対する好みならびに安全性と品質について」を主テーマとして、同氏を囲む座談会を大阪、名古屋および東京の3地区で開催したので、この座談…
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自転車専門の技術センター、基礎研究、材料試験、輸出検査および将来のモデル開発を
Radmarkt誌(1969年9月号)に日本旅行の印象(4)として当協会における自転車技術研究所(愛知県犬山市所在)の紹介記事が掲載されたので、その邦訳文を転載する。
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自転車の人間工学的研究(3)
昭和43年度内における実験結果すなわち前年度までの実験とその内容が同じものもあり、また連続であるものもあるが、当年度内に行った実験結果をもうらしてみる。すなわち前年度に引続き、種々変えたギヤ比、クランク長およびサドル位置と酸素消費量との関係、ならびにペダル踏力との関係について実験を行ない、自転車走行…
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人体の外乱に対する応答性と自転車走行におけるそのシミュレーション(2)
本実験は、自転車走行時の運動力学の基礎をもう一度新しい面から見直すということと、自転車走行時のシミュレートの基礎とするため昨年度より引続き行なっているものである。前年度に引続き、自転車実走行時に人体系に加わる各種外乱に対し、その人体系がいかに応答するかについて、傾斜角過渡応答、水平揺動周波数応答、上…
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ヘッド・ハンガ小物の熱処理条件の研究
ヘッド・ハンガ小物の浸炭焼入れについては、これまでに種々実験研究し、報告してきたが、これまでの研究においては摩耗試験が比較的少なく、特に熱処理ひずみがどのように摩耗試験結果に影響しているかを調査することを主目的として実験検討した。すなわちハンガわん、ヘッド上下わん、ヘッド上下玉押しなど小物の固形滲炭…
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板金プレス連続加工法の研究(3)
板金プレス加工合理化の手段として、これまでにプッシャフィード方式による半自動化、ロールフィードによる順送り全自動加工方式を前年度までに実験研究し報告してきた。今年度はそれらの方式が採用し難い対象部品の加工合理化について検討し、トランスファー加工方式を採り上げた。対象部品としてブレーキ短棒頭を選び、簡…
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全スポーク同時締上機の試作研究
本研究は、リム、ハブ、スポークおよびニップルの構成部材によってあらかじめ仮組状態にした車輪を、本締め状態に締め上げる専用機の試作に関するものである。 締上時間の短縮ならびにスポーク張力の均一化を目標とし、対象として選んだスポーク数36本組みで、呼び26×13/8W/0の仮組みした車輪の全スポークを同…
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大ギヤ横振れ修正機の試作研究
大ギヤと右クランクのかしめ作業あるいはその後の輸送などにおいて、クランク穴中心に対する大ギヤの横振れが往々にして発生し、この横振れについては完成車組立の場合に、ハンマなどでたたいて修正を行っているが、この作業はかなりの熟練を必要とする。この作業を自動化し、女子または未経験者でもでき、かつ修正時間の能…
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自転車部品塗膜通則案の裏づけ実験
さきに提案した自転車部品塗膜通則案は期日の関係で、おもに多くの依頼試験および過去の実験結果をもとにさに若干の実験を行なって取りまとめたもので、その内容のうち、塗膜に対する各種試験法たとえば塗膜外観、塗膜厚さ、塗膜の密着性および塗膜耐候性、耐食性などは互に相関性をもって塗装品位に影響し、また、地域その…
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砥粒(とりゅう)-薬液噴射加工機の実用化研究
昭和42年度に研究した砥粒-薬液噴射の前処理法を自転車の骨格構造であるフレーム体に対し実施する装置全体の構成のうち、最も重点と考えられる噴射加工機を試作し、いかなる方法によってフレーム体の全面に均一な噴射加工を行なうことができるか、特に各ラッグ部分に対し、有効的な噴射パタンを得るための噴射方法、駆動…
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下地めっきのめっき品質に及ぼす影響
装飾クロムめっきにおける製品の耐食性などめっきの品質は、めっきの種類、めっき条件などに左右されるが、なお、各めっき層の組合せおよびその厚さも大きく影響すると考えられる。本研究においては、クロムめっきの厚さを0.15μとし、下地めっきの種類、厚さおよびそれらを組み合わせて作成した試験片について、大気ば…
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自転車用めっきハンガーの研究
従来めっき用ハンガは、主要設備に比して非常に粗末なもので、品物を液中に保持し、通電してめっきがつけばよいという程度のものであったが、生産システムが軌道に乗ってくるとともに、その重要性が認識されてきた。本研究は、自転車部品中最も複雑な形状のハンドルを対象に、めっき膜厚の均一化を目的としたハンガーの設計…
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欧米における自転車の一般的傾向
昭和44年度事業としての海外自転車生産技術に関する調査のため、約60日間、アメリカ、西ドイツ、オランダ、スイス、イタリア、フランス、スペインおよびイギリスの8箇国の関連企業を見学してきた。ここでは欧米における自転車の一般的傾向について報告する。全般的な傾向としては欧州は実用小径車的、アメリカは遊び用…
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昭和44年度課題研究実施状況表
課題名、1.自転車の人間工学の研究(続)、2.完成車組立の自動化の研究、3.経済的な焼入法の研究、4.部品加工自動化の研究、5.ニッケルの節約を目的とした装飾クロムめっきの調査研究、6.フレーム新接合法の実験研究、7.ペダル軸スパナ掛け部切削専用機の試作研究、8.高分子物質を材料とする自転車の研究。…
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内外自転車の品質性能調査研究
(財)自転車産業振興協会における昭和43年度内外自転車の品質性能調査研究事業は、このほど終了した。ここでは、とりあえず最終の分解調査について、概況をお知らせし、参考に供する。調査対象車は、小径車26台(普通10台、折りたたみ11台、分解4台、タンデム1台)、ハイライザー8台、一般車(外国製)7台計4…
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車輪仮組機の試作研究
従来手作業による車輪の仮組作業を機械化し、一連の車輪組立作業の能率向上を目標に試作研究を行ったものである。実験の段階において、リムのスポーク穴のピッチ誤差が大きく、ニップル供給用ノズルの先端にリムのスポーク穴がそれぞれ対向せず、供給されたニップルがスポークにはまり込まないという結果を招いた。そこで、…
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小径テーパ管加工機の試作研究
本機は、すでに当所において試作を完了し、前ホークあるいはチェーンステーなどに使用されるテーパ管の製造に実用化されているテーパ管加工機Ⅱ型(既報)に対し、直径が細くかつテーパのゆるいバックホークなどに使用されるテーパ管を量産する自動機の試作研究に関するもので、別途曲がり修正装置を必要とする結果となった…
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自転車の人間工学的研究(2)
前年度(昭和42年度)は測定装置の整備、点検、改修たとえば呼気分析装置の空気系統中を流れる空気量の検討、混合タンクの容量の検討などを行った。今年度はこれに引き続いて呼気分析装置のほか日本碍子製酸素メータ、ショランダ微量ガス分析器、アナログ計算機について研修を行い、安定した測定値が得られるようになった…
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人体の外乱に対する応答性と自転車走行におけるそのシミュレーション(1)
自転車の人間工学的研究の一環として、人間が外部から外乱をこうむった場合、人間自体がどのような応答を示すかという研究実験を行なっている。すなわち、人間を閉回路のフィードバック制御系と見た場合、どのような伝達関数として近似表現できるであろうなということを実験中である。人体の外乱に対するみずからの姿勢制御…
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高速走行時におけるフレームに生ずる応力の大きさ
実用車または軽快車ないしはスポーツ車の実走行時の実働応力については、今までにすでに実側してきており、その結果は報告してきたが、競走車については測定法などのネックのためのびのびになり今日まできたが、このたび(財)日本自転車検査協会にて購入された小形軽量簡易テレメータを借用し、A級プロ選手Aと当所員ライ…
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松崎周辺における実走行による前ホークの応力測定
さきに当所において二、三の悪路を選定し、フレームの走行時の動的応力を測定して、フレームの走行強度を検討したが、その際前ホークについてもあわせて行っており、それらの結果はすでに報告してきた。ところで、たまたま下伊豆松崎周辺で行なわれた「自転車の品質性能調査」における走行試験の結果から、前ホークの走行強…
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前ホークの振動試験ならびに衝撃試験
昭和40年度、41年度の自転車品質性能調査の走行テストにおいて、前ホークの故障が続出した。JISB9431”自転車用前ホーク”の強度試験規定に合格したものであるが、この規定は静荷重試験のみであり、これに合格したものが、実走行テストにおいて曲がりまたはふくらみを発生する事故が続出した。そこで検討の結果…
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クランクおよびハンドルの衝撃試験
自転車が転倒した場合、部品にどのくらいの応力またはひずみが発生するかについて検討を加えるため、さきに前ホークの衝撃試験を行った際に用いた荷重落下式衝撃試験機を使用して、クランクおよびハンドルの衝撃試験を行った。強度試験条件の基準設定の検討を行ったもので、強度試験の資料ともなれば幸いと考えて、報告する…
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フレーム小物組立の自動化(3)
フレーム小物組立の自動化実験については、昭和42年度まで個々の部品について一応行なってきており、成功、不成功は別としてひととおり報告してきた。自転車部品はその形状からして、その組立を全部自動化することはとうていできない。したがってマン-マシンシステムを巧みに構成し、人手を省く方向に持っていくべきであ…
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金型熱処理技術の解明
本実験は基礎研究を目的としたものではなく、あくまでもわれわれが実際に種々の形状、材質の金型の熱処理を行なうために必要な指針を得るための実験である。熱処理に必要な鋼材の加熱保持時間、時間焼入処理による浸せき時間が、かたさやひずみに及ぼす影響、多用される鋼種の焼入ひずみの比較、焼もどしなどについて実験を…
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新材料自転車の試作研究
自転車構造用新材料として種々の面から検討をして、ステンレス鋼39種(SUS39)を選定し、一部SUS27を使用した自転車用フレームの試作について実験を進めた。ステンレス鋼製は特に目新しいものではないが、無塗装で美麗な仕上がりが得られ、耐食性のあることは自転車にとって一つの魅力であり、経済的な面は二義…
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軽量化に適する材料の研究(第2報)
前報において、現在外国において使用されている軽合金自転車部品の強度試験および化学分析結果の一部を報告したが、本年度も引続いて外国製軽合金自転車部品(ハンドル、キャリパーブレーキ、ギャクランク、ペダルなど)について、作図、強度試験、化学分析などを行ない、試作開発や製作の指針として、前年度の結果とあわせ…
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有機接着剤による接合法の研究(第2報)
有機接着剤の改善も日進月歩の状態にあり、自転車部品の精度も向上しつつあるので、改めて本課題に取り組んだ。昨年度に基礎実験として数種の接着剤について実験検討したが、本年度はその結果に基づき、接着強さも大きく、かつ、安定性のあったエポキシ系の接着剤2種類、すなわち加熱硬化型のA剤と常温硬化型のB剤とを選…
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板金プレス連続加工法の研究(2)
板金部品プレス加工の合理化の一手段として、連続加工法を取り上げ、昭和41年度は半自動化方式のプッシャーフィード方式(空気ポンプ口金を対象)を実験した。本42年度は全自動加工法式であるフープ材からの順送り加工法について実験研究を行った。現状の自転車部品の中から検討し、対象部品として月産数量の多いベル引…
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クランクの冷間塑性加工法の研究
自転車用クランクの冷間加工法については、前年度までの実験研究で一応確立した。試作成形品50組を作製し、業界組合各社に後加工の工程についての実験加工をはじめとして、製品に対する検討、種々の意見、評価などを聞いた。それまでの経過、状況は既報のとおりである。本年度もこれに引き続いてさらに改善すべき点、すな…
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自転車部品塗膜通則案の裏づけ実験(中間報告)
自転車部品の塗膜通則をJIS化するに際し、さきに提案した自転車部品塗膜通則案は期日の関係で、おもに過去の経験、実験報告をもとに若干の実験を行なって取りまとめたもので、再検討のため、複雑な相関性をもつ種々の因子の影響などを総合的に取りまとめる必要があり、その裏付資料の実験中であり、昭和42年度は、素地…
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フレーム組立自動化への歩み(2)
フレーム部品の自動組立への歩みとして、前年度よりハンガ部、シート部、およびヘッド部の各部について実験装置を製作し、各部品の組付け実権を行なってきた。組立部品は現在の実際部品を用いたので、自動組立には適していない形状であったりして、うまくいったものもあり、そうでない場合もあるが、ここに一応それらの結果…
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全スポーク同時締上機の試作研究
本機はスポーク数36本の自転車用車輪の全スポークを同時に締め上げるとともに、スポーク張力を均一にすることを目的として研究試作したもので、ハブチャック装置、リム固定装置、ニップル供給装置、ニップル締付装置およびトルク調整装置からなりたち、機構的にも複雑をきわめるので、種々難問にぶつかり進ちょくも長期間…
技術資料情報
当技術研究所が、長年にわたって蓄積した技術的資料を公開・提供しています。
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