自転車産業振興協会

SBM講座・検定

スポーツバイクメカニック

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SBMとは?

2000年初頭に起こった所謂“ロードバイクブーム”より、スポーツ自転車ユーザーが急増。併せてスポーツ自転車の販売台数も右肩上がりに伸びていきました。これに伴い、一般の軽快車と比べてより高度な整備技術を必要とするスポーツ自転車を扱えるメカニックの育成が業界として急務となりました。

このような背景を受け、自転車JIS/ISOの国内審議団体である自転車産業振興協会が主体となり、2006年に“高度な整備技術と正しい知識を持ち、ユーザーに安全な自転車を提供できる自転車メカニック”の育成を目的に、【SBM(スポーツバイクメカニック)講座・検定】を立ち上げました。その後多くのメーカーや業界団体、経験豊富なベテランメカニック方々のご協力を受け、スポーツ自転車の進化や市場ニーズの変化に対応した様々な講座を提供してきました。自転車販売店のメカニックやメーカーの技術担当者、自転車専門学校の生徒まで述べ1,000人以上の受講生を輩出し、現在も業界の様々なシーンで活躍しています。 

SBM講座

受講生の技術レベルやキャリア、求める知識や技術に応じて、SBM講座は初級・中級・上級と様々な技術講座を提供しています。いずれの講座も自転車業界に籍を置く“プロ”の方を対象とした1日完結の単科講座となっており、経験豊富なベテランメカニックやメーカーの技術担当者の方々が講師を担当。プロがプロに対して指導を行うスポーツ自転車に特化した高度な内容となっております。

講習で必要な自転車や整備機材は全てこちらで用意。受講生は使い慣れた工具を持参するだけで受講可能な点も、SBM講座の大きな特徴となっています。

SBM検定

スポーツ自転車の整備に関する検定試験で、合格者は“SBM認定メカニック”として登録されます。この資格はただ単に自転車を組み上げるだけでなく、様々なケースを想定した修理・組立作業に対応可能な高度な技術力と対応力、正しい知識を有する自転車メカニックの証となります。
世間一般の検定試験と異なり、試験内容についての詳細は受験生にお伝えしません。なぜなら検定当日に、予備知識のない状態で与えられた課題に対して適切に対処できる“現場対応力”こそが、スポーツ自転車を扱うメカニックに最も必要なスキルと考えるからです。

合格率は約30%で、大変狭き門となっています。しかしその試験内容は自転車販売店の皆様が日常的に行っている作業を確認するのみであり、極端にタイトな試験時間や捻りに捻った試験問題を設定している訳ではありません。“ユーザーが安全に乗車できる自転車の提供”という、メカニックとして当たり前のことが当たり前に行えているかを問う試験となっています。

認定制度

  • 認定講師

    SBM講座の普及と発展を目的として、当協会が定める一定以上の講座数を担当した講師の中から、特に優れた経歴や技能を持つ方を【SBM認定講師】として認定しています。これは優れたスポーツ自転車整備の指導者としての証でもあります。認定講師の多くは自身の本業以外に、メーカーや教育機関での講師などを担当しており、整備技術普及のため様々なシーンで活躍しています。

  • 認定メカニック

    SBM検定の合格者(筆記試験・実技試験の両方で70点以上を取得)に対して与えられる資格名称で、【SBM認定メカニック】としてホームページ上で紹介しております。高度な整備技術力と適格なお客様への対応力、そしてスポーツ自転車に関する正しい知識を有する優れた自転車メカニックの証となります。

  • 認定校

    スポーツ自転車のメンテナンス技術の普及をより一層促進するため、メンテナンス技術に関する専門課程を取り入れている大学、短大、専修学校等に対して【SBM認定校】として認定しています。 認定校は最低1名以上のSBM認定講師が授業を担当しており、スポーツ自転車に関する講義のほか、SBM検定の対策について指導を受けることができます。認定校に在籍する生徒はSBM検定の受験資格が与えられ、在学中に検定合格を目指すことができます。