平成30年12月12日
一般財団法人自転車産業振興協会 事業部
北米地域最大の自転車展示会、インターバイク展の主催者であるエメラルド・エクスポジション社(EE社)は2019年インターバイク展の開催を中止することを2018年12月6日に公表した。
本年は開催地をラスべガスからリノに変更したが、その開催後、自転車小売店や供給業者にアンケート調査を行った結果、近年の市場環境の変化を踏まえ、より経費が掛からず、皆が参加できる形が必要と考え、各社の来年の予算計画の時期も考慮し、来年のインターバイク展を中止する決定を下した。
インターバイク展は1982年から開始され、主催者や開催地の変遷を経て、長らく北米地域の自転車展示会として中心的な役割を果たしてきた。しかしながら、年を追うごとに大手完成車ブランドが同展に参加しなくなり、各社独自で小売店向けに展示会等を行うようになり、自転車展示会としての魅力がそがれてきたことは否めなかった。
なお、EE社は2020年には規模を縮小した形で再開する可能性も示唆しており、また、同社が行うアウトドア用品等のスポーツ関係の展示会に自転車関連企業も招待することも考えている。
以 上
出所:2018年12月6日付きインターバイク展主催者プレスリリース