日常生活の中に占める自転車の価値観は低下し、粗雑に取り扱われる傾向が見られる。特に盗難については、その実情に資料がほとんどなく、その行為も軽視されがちな社会的風潮があり、問題視されている。通学用自転車の安全乗用に関する研究の中で、静岡県立富士宮北高等学校の協力の下において、錠に関する高校生の意識調査としてアンケート調査を実施した。学校内外で多くの盗難が発生しており、生徒指導の点でも問題となっており、錠の開発が重要な課題となった。ここではより安全性に配慮した通学用自転車の提案を行う。