固形滲炭焼入による丸棒の曲がりについて
- 通番
- 594
- 入力番号
- C00594
- 副題
- 報告者
- 恒川喬介
- 所属
- 自転車生産技術開放研究室
- 出典
- 自転車生産技術
- 号・年号・貢
- NO.16 1955-11 P43-45 DW3TB1
- 発行年月日
- 19551130
- 概要
SIOC鋼の14φ×100mmの試料により実験した結果から、次の解釈と所見を得た。焼入歪は、塑性領域において生じたものと、弾性変形によって生じたものとが、重なり合ったものであるとの一般的な議論がこの場合にも成り立つと思われる。焼戻しにより曲がりが増大する場合は、この二種類の変形が相殺するように重なり合って曲がりが小さかったのが、弾性変形の消滅によって塑性変形のみになったためとすれば説明することができ、また油冷の場合の焼戻しによる変化が少いのは、表面における残留応力の変化が少ないからと思われる。
- 入力日
- 19900303
- キーワード
- 固体浸炭法/焼入れ/ひずみ/焼もどし
- 画面枚数
- 3
- PDF貢数
- 3
- File
- C00594.pdf