自転車産業振興協会

管理番号
A201400405
事故発生日
平成26年9月22日
報告受理日
平成26年10月6日
製品名
自転車
機種・型式
8.3DS
事業者名
トレック・ジャパン株式会社(輸入事業者)
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、フロントフォークが破損し、前輪が外れ転倒、負傷した。
当該製品前輪のクイックレリーズが正しく固定されておらず、走行中にクイックレリーズが弛み、カムレバーがブレーキ用ディスクローターに食い込み、フロントフォーク爪部が破損して前輪がフォーク爪部から外れ、事故に至ったものと推定される。これらの原因としては、①クイックレリーズが弛んだ際、カムレバーがディスクローターと接触する構造であったこと、また、ディスクローターがカムレバーを巻き込みやすい形状であったこと、②使用者がカムレバーの固定状態を確認していなかったことなどが挙げられる。なお、取扱説明書には、「乗車前に、ホイール固定器具が正しく調整され確実に閉じられているか確認する」旨が記載されている。

都道府県
神奈川県
公表日
平成26年10月10日
備考
製品起因が疑われる事故
輸入事業者であるトレック・ジャパン株式会社では、再発防止として、平成27年4月21日に当該製品のリコールを行い、「ディスクブレーキ」と「レバーが180°以上開く恐れのあるフロントのクイックリリース(クイックレリーズ)」が搭載されているモデルについて、クイックレリーズの無償交換を行っている。