自転車産業振興協会

管理番号
A201500138
事故発生日
平成27年4月17日
報告受理日
平成27年5月28日
製品名
折りたたみ自転車
機種・型式
LINK C7
事業者名
株式会社アキボウ(輸入事業者)
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、当該製品の折りたたみ部のボルトが破断し、転倒、両手を負傷した。
当該製品は、フレーム折りたたみ機構のヒンジ部が上下2本のヒンジボルトで固定されているが、下側のヒンジボルト挿入口にボルトの脱落を防止するための機構がなかったこと、ヒンジボルト円筒部とボルト穴との間に微細なすき間があったこと及びヒンジボルトねじ部に塗布されているねじロック剤の強度が不足していたことから、走行中の振動等によりヒンジボルトが緩み、ヒンジ部下側ボルトに応力が集中・折損したため、事故に至ったものと推定される。

都道府県
東京都
公表日
平成27年6月2日
備考
製品起因が疑われる事故
輸入事業者である(株)アキボウでは、再発防止措置として、2015年度製品は、ヒンジボルト挿入時に高強度ねじロック剤を使用する事で、破断原因であるヒンジボルト緩みが起こらない構造に変更し、さらに抜け落ち防止ネジを下部ヒンジボルト下面に設置する事で、ヒンジボルトの抜け落ちを防止する二重の安全構造としている。また、2016年度製品からは、上下2本のヒンジボルトを廃し、上下ヒンジ部を貫通する1本シャフトにする事で、緩みや破断が起こらない構造に改良されている。