当該製品で走行中、当該製品のフロントフォークが破断し、転倒、負傷した。
○当該製品の前ホークは、アルミニウム合金製のホークステム根元部分で破断していた。○破断面は、後方外周表面から亀裂が入り、前方方向に亀裂が進展して、全周の約６割に達したところで一気に破断していた。○破断部後方の起点付近に、亀裂の原因となる異物は認められなかったが、引張応力による塑性変形が認められた。○ホークステムの材質や強度、板厚寸法に異常は認められなかった。●当該製品の前ホークに材質、寸法等の異常は認められず、前ホークが後方から前方に向かって破断していること及び破断の起点付近に塑性変形が認められることから、高い位置からの着地等により亀裂が発生した可能性が考えられ、製品に起因しない事故と推定される。