当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。
調査の結果、○当該製品は、使用後に約１０時間経過してから出火した。○当該製品は、自宅の玄関先でカバーが掛けられた状態でバイクの隣に駐輪されており、当該製品のバッテリーパック周辺部、自転車カバー及びバイクカバーが焼損した。○事故発生時は充電器と接続されていなかった。○バッテリーパックが著しく焼損していたが、その他の電気部品に出火の痕跡は認められなかった。○バッテリーパック内部のリチウムイオン電池セルが焼損しており、電池セルの４本に穴空き等の異常が認められたが、既に解体されていたため極板が確認できなかった。●当該製品は、バッテリーパックが著しく焼損し、リチウムイオン電池セルに穴空きが認められたが、外部からの延焼の可能性も考えられることから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。