自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201700197
事故発生日
平成29年5月30日
報告受理日
平成29年7月6日
製品名
自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、前輪が外れ転倒し、負傷した。
○当該製品は、悪路を走行することを前提に設計されたマウンテンバイクであった。○未舗装の山道を走行後、アスファルト舗装路を下っていたところ、突然前輪が外れ、前のめりに一回転して転倒した。○当該製品は、購入後3回目の使用で、購入時からの走行距離は約100kmであった。○事故直前のブレーキ時に、前輪がぶれるような違和感があった。○前ホークつめの内面及び外面には、擦れ跡が認められた。○前ホークつめと車軸との接触部には、車軸による圧痕が認められた。○前ホークつめには、車輪脱落防止のために補助的な突起が設けられているが、左つめの突起上面に傷が認められた。○山道を想定した未舗装路及び段差(最大5cm)を走行したときの加速度を測定し、同等品を用いて10時間(時速約10kmで100km相当。600回の加振)再現させたところ、カムレバーの緩みは生じなかった。○当該製品のクイックレリーズ装置及び前輪を同等品に取り付け、JISに基づき車輪の保持力及びクイックレリーズ装置の解除操作力の試験を行ったところ、基準を満足していた。●詳細な使用状況が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品に車輪の外れに至る異常は認められないことから、クイックレリーズ装置のカムレバーが緩んでいたため、走行中の衝撃等により前輪が外れて転倒し、事故に至ったものと考えられ、製品に起因しない事故と推定される。

都道府県
福岡県
公表日
平成29年7月11日
備考
製品に起因しない事故