自転車で走行中、自転車に装着していた当該製品が前輪に巻き込まれ、前輪がロックして転倒、負傷した。
調査の結果、○使用者は、販売店で自転車を購入した際に、当該製品を店頭で購入し、後日、販売店で自転車に装着した。○当該製品は標準装備されているフロントキャリヤと前ホークを固定するねじ類を使用して、フロントキャリヤと一緒に前ホークに固定する構造であった。○使用者が当該製品を装着した自転車で走行中、当該製品が前輪に巻きこまれ、前輪がロックして転倒した。○使用者は、通勤で当該製品を装着した自転車を６か月間、毎日３０ｋｍ走行していた。○当該製品と標準装備されているフロントキャリヤを前ホークに固定していたボルト及びナットが脱落してなくなっていた。○上端部が内側に９０度変形して、泥よけ体取付金具が自転車の前ホークの固定部から外れていたが、泥よけ体取付金具は変形していなかった。○ステーは前ホークに取り付けられた状態で大きく変形しており、下端部が当該製品のステーと前タイヤの間に巻き込まれた状態であった。●販売店で取り付けた当該製品は、取付金具が前ホークから外れていたため、走行中の振動や自重で下方にずれた際、下端部が前輪に巻き込まれ、事故に至ったものと推定されるが、取付金具が外れた時期及び原因が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。