【A201900209】電動アシスト自転車
- 管理番号
- A201900209
- 事故発生日
- 平成31年1月11日
- 報告受理日
- 令和元年6月21日
- 製品名
- 電動アシスト自転車
- 機種・型式
- 事業者名
- 被害状況
- 重傷1名
- 事故内容
使用者(80歳代)が当該製品で走行中、転倒し、負傷した。
○使用者は、当該製品で障害物のない直線の下り坂を走行中、突然「ガラガラ」と音がしたため、それに驚いていたところ、気が付いたら右足のつま先がペダルの溝にしっかりとはまった状態で左側に転倒していたが、どのように転倒したのかについては覚えていないとの申出内容であった。○使用者は、以前からペダルをこいでいると、乗せた右足が外側に動いていくことがあったとのことであるが、事故発生時に右足がペダルから外れたのかどうかは覚えていなかった。○使用者が着用していたズボンに破れ及び損傷はなく、チェーン等に巻き込まれた痕跡も認められなかった。○使用者が履いていた靴の左右のつま先に擦れ痕が認められたが、かかとには何かに接触したような痕跡は認められなかった。○使用者は、足裏の真ん中よりやや前側でペダルを踏んでおり、極端につま先が外に開いている状況は認められなかった。○メインフレーム、前ホーク等に変形及び破損はなく、前ブレーキブロック、前後輪スポーク、タイヤの空気圧及び摩耗具合に異常は認められなかった。○チェーンカバー及び周辺に変形、打痕等はなく、ペダルを回しても、チェーンはチェーンカバーに接触せず、チェーンにも緩みは認めらなかった。○左右ペダルは踏面の凹凸が著しく摩耗し、破損も認められ、一部では平らになっていた。○当該製品を試乗したところ、坂道を登りながらギアチェンジをしたところ、「ガラガラ」と音がしばらく出る状況が認められたが、ふらつきなく正常に走行することができ、電動アシスト機能、ギアチェンジの動作及び前後ブレーキの動作にも異常はなく、ペダルをこいだときに、乗せた右足が外側に動くような状況は認められなかった。●事故発生時の詳細な状況が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品に事故につながる異常は認められないことから、製品に起因しない事故と推定される。
- 都道府県
- 長野県
- 公表日
- 令和1年6月25日
- 備考
- 製品に起因しない事故