【A201900228】電動アシスト自転車
- 管理番号
- A201900228
- 事故発生日
- 平成23年5月13日
- 報告受理日
- 令和元年6月27日
- 製品名
- 電動アシスト自転車
- 機種・型式
- A203L7
- 事業者名
- ブリヂストンサイクル株式会社
- 被害状況
- 重傷1名
- 事故内容
使用者(70歳代)が当該製品で走行中、ハンドルがロックし、転倒、負傷した。
調査の結果、○使用者は、舗装道路を走行中、左に曲がる前に多少ハンドルを切ったところ、突然ハンドルがロックして転倒した。○当該製品は、ハンドルロック及びサークルロックが装備され、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であった。○事故発生後、自転車を起こしたときハンドルはロック状態であったが、サークルロックを施錠/開錠したところハンドルロックは解除できた。○事故発生後、自転車店で転倒時に曲がったハンドルを直し、サークルロックに注油を行ったため、事故発生時の状況が再現できなかった。○ハンドルロックは、ケースに割れは認められず、内部のロックレバー等の部品に異常は認められなかった○連動ワイヤーの動きは良好であり、サークルロック内部に異常はなかった。○サークルロックとハンドルロックの作動は良好であった。○製造事業者は、サークルロックのかんぬきが後輪の回転可能な状態まで開錠されても、サークルロック内のスライダーの動きが悪かったり、連動ワイヤーに押しつぶされた箇所があったりすると、ハンドルロックは内部のロックレバーが正常な位置まで戻らず開錠されない場合があるとして2010年9月に設計変更を実施しているが、当該製品は対策前のサークルロックであった。●当該製品は、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であるが、サークルロックを開錠した際にかんぬきが後輪の回転に支障ない位置へ戻っても、サークルロック内部のスライダーや連動ワイヤーに異常が生じているとハンドルロック内部のロックレバーが正常な位置に戻らなくなることがあり、走行時のハンドル操作等でロックレバーが上玉押しと干渉してハンドルが突然ロックする可能性があるが、当該製品及び事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
- 都道府県
- 埼玉県
- 公表日
- 令和1年7月2日
- 備考
- 製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故