【A201900230】自転車
- 管理番号
- A201900230
- 事故発生日
- 平成27年5月22日
- 報告受理日
- 令和元年6月27日
- 製品名
- 自転車
- 機種・型式
- ABL6TP
- 事業者名
- ブリヂストンサイクル株式会社
- 被害状況
- 重傷1名
- 事故内容
当該製品で走行中、ハンドルがロックし、転倒、右手指を負傷した。
調査の結果、○使用者が乾燥した舗装道路を5mほど走行して左折した際にハンドルロックが掛かり、パニック状態になってブレーキを掛けられず左側に転倒した。○当該製品は、ハンドルロック及びサークルロックが装備され、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であった。○ハンドルロックのケースに割れはなく、サークルロック及びハンドルロックの作動に異常は認められなかった。○サークルロック開錠時のかんぬき動作を確認したが、かんぬきは適正位置まで戻り、ハンドルロックのインジケーターの表示も正常であった。○ハンドルロックのロックレバーは適切な位置にあり正常に機能していた。○ロックレバーに、通常使用で発生する擦れ痕は認められたが、異常な圧痕はなかった。○連動ワイヤーの動きは良好で、折れや曲がり等なく正常に機能していた。○製造事業者は、サークルロックのかんぬきが後輪の回転可能な状態まで開錠されても、サークルロック内のスライダーの動きが悪かったり、連動ワイヤーに押しつぶされた箇所があったりすると、ハンドルロックは内部のロックレバーが正常な位置まで戻らず開錠されない場合があるとして2010年9月に設計変更を実施しているが、当該製品は対策前のサークルロックであった。●当該製品は、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であるが、サークルロックを開錠した際にかんぬきが後輪の回転に支障ない位置へ戻っても、サークルロック内部のスライダーや連動ワイヤーに異常が生じているとハンドルロック内部のロックレバーが正常な位置に戻らなくなることがあり、走行時のハンドル操作等でロックレバーが上玉押しと干渉してハンドルが突然ロックする可能性があるが、当該製品及び事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。
- 都道府県
- 北海道
- 公表日
- 令和1年7月2日
- 備考
- 製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故