自転車産業振興協会

管理番号
A201900264
事故発生日
平成31年4月19日
報告受理日
令和元年7月11日
製品名
自転車
機種・型式
AB7TPL
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品を使用中、転倒し、負傷した。
調査の結果、○使用者によると、当該製品で車道を走行時に気が付いたら工事中の溝にはまるように倒れたが、30分間意識不明となったため事故発生前後の記憶が定かではなく、ハンドルがロックしたか否かは不明であり、これまでに当該製品のハンドルで何度か違和感があったとの申出内容であった。○当該製品は、ハンドルロック及びサークルロックが装備され、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であった。○ハンドルロックのケースに割れはなく、ハンドルロックの作動に異常は認められなかった。○サークルロックのスライダーケース内に、砂とほこりが堆積していた。○サークルロックのかんぬきは、開錠時に後輪が回転可能な状態まで戻らなかったが、手動で後輪が回転可能な状態まで戻すとハンドルロックは正常に開錠されたことから、スライダー及び連動ワイヤーの動作は正常であり、ハンドルロック内の機構にも異常はないと考えられた。○前ホーク及び前輪のスポークに変形は認められなかった。○前輪のタイヤは著しく摩耗しており、トレッド面は下地の繊維層が露出していたことから、タイヤがスリップしやすい状態であったと推定された。●製造事業者が分解後に再組立した当該製品は、タイヤが著しく摩耗してスリップしやすい状態であったこと及び事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
大阪府
公表日
令和1年7月17日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故