自転車産業振興協会

管理番号
A201900295
事故発生日
令和元年6月2日
報告受理日
令和元年7月24日
製品名
電動アシスト自転車
機種・型式
A63NP
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、ハンドルがロックし、転倒、右足を負傷した。
調査の結果、○使用者によると、転倒時にハンドルロックのケースは破損しておらず、ハンドルが動かなかったので無理やりハンドルを回したところケースが破損したとの申出内容であった。○当該製品は、ハンドルロック及びサークルロックが装備され、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であった。○サークルロックのかんぬきは、動きが円滑で途中で止まることがなかったが、製造事業者の営業担当者が訪問時にかんぬき部へ注油したとのことであり、事故発生時の状態が維持されていないと判断した。○サークルロックの連動ワイヤー及びスライダーは、製造事業者が廃棄したため確認できなかった。○サークルロック内に油交じりのほこり等が堆積していた。○ハンドルロック内のロックレバーは、使用者が紛失したため確認できなかった。○ロックレバー溝は、左右の壁にロックレバーが強く押しつけられた痕跡が認められたことから、事故発生以前にもハンドルロックが掛かった状態でハンドルロック部に大きな力が加わったことがあると考えられた。○製造事業者は、サークルロックのかんぬきが後輪の回転可能な状態まで開錠されても、サークルロック内のスライダーの動きが悪かったり、連動ワイヤーに押しつぶされた箇所があったりすると、ハンドルロックは内部のロックレバーが正常な位置まで戻らず開錠されない場合があるとして2010年9月に設計変更を実施しているが、当該製品は対策前のサークルロックであった。●当該製品は事故発生時の状態が維持されておらず、当該製品及び事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
大阪府
公表日
令和1年7月26日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故