自転車産業振興協会

管理番号
A201900357
事故発生日
平成26年7月2日
報告受理日
令和元年8月9日
製品名
自転車
機種・型式
CR60TP
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

使用者(70歳代)が当該製品を使用中、転倒し、左手首を負傷した。
調査の結果、○使用者は、当該製品に乗り、ごみ集積所で荷物を下ろした後、Uターンしようとして、左にハンドルを切った際、ハンドルが回転し過ぎて左に転倒したとの申出内容であった。○事故発生直後、ハンドルはロックしておらず、ハンドル操作が可能であり、事故発生後の販売店での点検において当該製品に異常は認められず、使用者はその後も当該製品を継続使用し、快適に乗ることができたとの申出内容であった。○前かごの左側面に破損が、前泥よけ及び前泥よけステーに変形が、チェーンケースに複数の傷が、左右ハンドルグリップ端部、左右ブレーキレバー端部及び左右ペダルに擦れ痕が認められた。○ハンドルロックのケースに破損はなく、内部に異物の混入は認められなかった。○ハンドルロックのロックレバーがスライドする位置の側壁に変形が認められたが、ロックレバーがカムから外れる位置になり得る変形ではなかった。○ハンドルロックとサークルロックを連動させるための連動ワイヤーがサークルロック施錠時にアウターから突出する部分に被覆の損傷、屈曲等は認められず、摺動は円滑であったが、事故発生時のスライダーの摺動状態は不明であった。○当該製品及び2台の他社類似品を使用し、ハンドルの操舵力、ハンドルが自重で回転し始める角度及びトレール(数値が小さいほどハンドル操作が軽くなる)を測定した結果、当該製品の測定値に他社類似品と比べて著しく小さい状況は認められなかった。○当該製品に乗車し、直進、スラローム、左右旋回、前後ブレーキによる制動等の走行動作を確認した結果、異常は認められなかった。●当該製品に転倒につながる異常は認められなかったが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
東京都
公表日
令和1年8月14日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故