自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900413
事故発生日
平成31年4月14日
報告受理日
令和元年8月27日
製品名
ホイール(自転車用)
機種・型式
COSMIC CXr60T
事業者名
アメアスポーツジャパン株式会社(現 Mavic Japan株式会社)
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品を装着した自転車で走行中、転倒し、負傷した。
調査の結果、○当該製品を装着した自転車で下り坂を時速30km以上で走行中、水たまりに進入したところ、前輪左側に取り付けていたゴム製のブレードが外れて前輪に巻き込まれ、転倒したとの申出内容であった。○当該製品は、空気抵抗を減らすためにタイヤとリムの間の隙間を埋めるゴム製のブレードを前後輪の左右に計4か所装着できる構造であった。○前輪及び後輪に著しい変形は認められなかった。○事故発生時に前輪左側に取り付けられていたブレードは使用者が廃棄したため、確認できなかった。○前輪右側及び後輪左右両側に取り付けられていたブレードはタイヤとの間に僅かな隙間が認められていた。○10Nの張力を掛けた状態で、前輪右側に取り付けられていたブレード及び同等品のブレード(新品)の周長を測定した結果、前輪右ブレードは同等品よりも5mm長く、リムとの固定力を比較した結果、同等品よりも外れやすいことが認められた。○当該製品の前輪右側に取り付けられていたブレードに自転車の進行方向10cmの距離から圧縮空気をブレードに噴射した結果、ブレードとタイヤの隙間に空気が入り込みブレードが外側に広がったが、同等品(新品)のブレードでは広がらなかった。●当該製品の前輪左側に取り付けられていたゴム製のブレードが経年劣化していたことで固定力が低下し、タイヤとの間に隙間が生じたため、水等がブレードとタイヤの隙間に入り込むことで外れた可能性が考えられるが、事故発生時の装着状態及び事故発生時に外れたブレードの確認ができなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
沖縄県
公表日
令和1年8月30日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故