自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900640
事故発生日
平成30年5月13日
報告受理日
令和1年10月18日
製品名
自転車
機種・型式
EX46
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

子供(10歳)が当該製品で走行中、前ブレーキがロックし、転倒、負傷した。
調査の結果、○当該製品で近所の道路を走行中、突然前ブレーキがロックして転倒した。○当該製品は、前ホークが後方へ変位しており、前ホークの変形により前輪も後方へ変位し、前ブレーキの左右ブレーキブロックとリム制動面の位置関係が変化し、前ブレーキブロックがタイヤと干渉する位置関係となっていた。○前ブレーキブロックが偏摩耗していたことから、前タイヤと干渉する状態でしばらくの間継続使用されていたものと推定された。○左右前ホーク足の後ろ側に外傷はなく、異物を巻き込んだような痕跡は認められなかった。○前タイヤの左側面はリム上端より約8.5mmの位置で、右側面はリム上端より約6.0mmの位置で、いずれも全周に渡り擦れ痕が認められた。○構成部品及び調整状態に異常はなく、前ホークはJISの強度試験を満たし、十分な強度を有していた。○ヘッド機構内部の下玉押しの後方に複数の顕著な圧痕が認められ、前方から過大な外力が加わったものと推定された。●当該製品は、下玉押しの後方に圧痕が認められ、前ホークが変形し、前ブレーキブロックが前タイヤ側面と干渉する位置に変位して偏摩耗していたことから、事故発生以前に車体が前方衝突してその後も継続使用していたことで、前ブレーキを掛けたときに前ブレーキブロックがタイヤ側面を挟み、過大な制動力が生じ、前輪がロックした可能性が考えられるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
不明
公表日
令和1年10月23日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故