当該製品で走行中、前ホークが破断し、転倒、腰を負傷した。
調査の結果、○使用者は、平たん路を時速１０ｋｍ程度でゆっくり走行中、突然前ホークが破断し、転倒したとの申出内容であった。○当該製品は、左前ホーク足がホーク肩付近で破断しており、右前ホーク足のホーク肩及びホーク肩中央部に亀裂が入っていた。○破断した前ホーク足の破面は一様に著しくさびていた。○左前ホーク足側の破断部に、後ろ側の起点部を中心に放射状に広がる疲労破面が認められた。○上玉押しに、鋼球による圧痕が認められた。●当該製品の左前ホーク足に亀裂が発生し、その後の使用に伴い亀裂が徐々に進展し、破断したものと推定されるが、亀裂が発生した時期及び原因が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。