自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900761
事故発生日
平成28年4月15日
報告受理日
令和1年11月5日
製品名
自転車
機種・型式
A78STP
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、サドルから滑り、サドルで腰を強打し負傷した。
調査の結果、○平たん路を当該製品で走行中、クランクが半回転程度空転し、サドルから前に滑り転倒しかけ、サドルで腰を強打したとの申出内容であった。○当該製品の右ブレーキレバーと後輪が新品に交換されていた。○後ハブの変速ワイヤー調節の目安であるセットラインはシフトダウン側に約1/4(部品メーカーの基準は1/3以内)ずれていた。○シフトレバーの変速ワイヤー調整アジャストを約1/2回転させるとセットラインがずれなく調整できた。○ギヤクランクの外側の歯と内側の歯を確認した結果、歯の欠けや異物のかみ込みは認められなかった。○駆動ベルトに歯の欠けや割れはなく、リヤプーリーに異常は認められなかったが、右ペダルに削れとチェーンケース中央部の割れが認められた。○変速ワイヤーの位置(テンション)調整を行った結果、後ハブの異音と歯飛び(ペダルの踏み込みと車輪の回転がずれる現象)の発生頻度が変わることが判明したが、クランクの空転現象は再現しなかった。●当該製品の駆動系部品は外観に異常は認められないものの、変速ワイヤーの調整により異音と歯飛び発生頻度症状が変わるため、後ハブの内部に何らかの損傷や不具合が発生している可能性が高いと推定されるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
京都府
公表日
令和1年11月8日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故