自転車産業振興協会

管理番号
A201901001
事故発生日
平成30年3月21日
報告受理日
令和2年1月9日
製品名
電動アシスト自転車
機種・型式
F6RB48
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、前輪が滑り、転倒、負傷した。
調査の結果、○当該製品で徐行走行中にマンホールの蓋を避けたところ、点字ブロック上で前輪がスリップし、転倒した。○事故発生時、天候は雨で使用者は雨具を着用していた。○前輪の横振れは規格内で、タイヤのトレッドに異常な摩耗や異物の付着は認められず、リムラインも全周にわたりリムに対して均一で、適正な嵌合状態だった。○タイヤは、JIS K6302「自転車-タイヤ」に規定する外観、水圧強度、耐摩擦性及び耐オゾン性を満たしていた。○当該製品でBAA規格の定める路上試験を行ったところ、各部に異常はなく、走行性能にも異常は認められなかった。○当該製品は両輪駆動で、前輪が空転して前輪と後輪の回転差を検知すると、モーター駆動力を止め、前輪の空転を防止するスリップ制御機能を装備しているが、当該機能を動作検証したところ正常に作動し、操作パネルに作動を示す「SL」が表示されたが、事故発生時に当該機能が動作したか不明であった。○取扱説明書には、「スリップ制御機能はスリップを完全に防止するものではなく、ぬれている鉄板やマンホールの蓋、点字ブロックなどの上はスリップしやすい。」旨、記載されている。●当該製品は、事故発生時の路面状況、速度、ハンドル操作等に起因して前輪がスリップし、転倒したものと推定されるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
東京都
公表日
令和2年1月15日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故