自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201901124
事故発生日
平成27年7月15日
報告受理日
令和2年2月6日
製品名
自転車
機種・型式
F8B485
事業者名
ブリヂストンサイクル株式会社
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、前輪が外れ、転倒、右肩を負傷した。
調査の結果、○当該製品で走行中、前輪のクイックレリーズ装置(工具を使用せず、レバー操作によって車輪を着脱する機構)のカムレバーが開きかけていることに気付いた直後に前輪が外れて転倒した。○事故発生は購入後2回目の使用で、使用者は前輪を外したことはなかった。○当該製品は、前ホークのつめ部に前輪の固定が緩んでいた擦れ痕が認められた。○前ホークのつめ部に前輪の固定が緩んでも前輪が脱輪しないように二次的な車輪保持具があり、形状は仕様どおりであった。○カムレバーを閉めると前輪は確実に固定され、この状態でカムレバーを開き、前輪の固定を緩めても、二次的な車輪保持具により前輪が外れることはなかった。○カムレバーに調整不良があり、前輪の固定が極端に緩い場合、カムレバーが開くと前輪が外れることが確認された。○事故発生前、販売店で泥よけ及び前かごを取り付けるため、当該製品の前輪を取り外していたが、点検表で固定の確認を行っていた。●当該製品は、クイックレリーズ装置に異常が認められないことから、カムレバーの締付調整不良により前輪の固定が不完全であったため、走行中にカムレバーが開き、前輪が外れたものと考えられるが、カムレバーの締付調整不良が発生した時期及び原因が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
埼玉県
公表日
令和2年2月12日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故