使用者（70歳代）が当該製品を装着した自転車で下り坂を走行中、転倒し、負傷した。
調査の結果、○使用者は、当該製品を前輪に装着した自転車で下り坂を走行中、転倒し、負傷した。また、転倒後、前輪に装着した当該製品がリムから外れ掛かっていたとの申出内容であった。○当該製品は、ロードバイク専用の軽量タイヤで、取扱説明書には、「ホイールの推奨リム内幅１３～１５ｍｍ、最大空気圧９００ｋＰａ、推奨空気圧は７５０～８００ｋＰａ」と記載されており、使用者は、リム内幅１５ｍｍ、空気圧約８００ｋＰａで使用していた。○当該製品は、社外品のホイールに組み付けられていたが、正常に組み付けられた状態であり、これらにパンク、破損、振れ等の異常は認められなかった。○当該製品を同等品のホイールに組み込んでＪＩＳ　Ｋ　６３０２「自転車－タイヤ」のリム外れ強さ試験を行ったところ、リム外れ等の異常は生じなかった。●当該製品に異常は認められなかったが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。