当該製品を停止したところ、転倒し、右膝を負傷した。
調査の結果、○当該製品に乗車し、自宅駐車場前の道路を渡ろうと停車したときに転倒した。○当該製品は、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であった。○ハンドルロックのケースは破損していなかった。○サークルロックの開錠動作は円滑ではなく、かんぬきが完全に戻りきらない状態で、かんぬきをスポークと干渉しない走行可能な位置まで戻しても、ハンドルロックのインジケーターが「赤」のままでハンドルロックが掛かった状態が起きることが認められた。○サークルロックのスライダー内部に粉じんが付着し、スライダーの作動が円滑ではないことが確認された。○その他の各部に異常は認められなった。●当該製品は、サークルロックを施錠、開錠するとハンドルロックが連動して施錠、開錠される構造であるが、サークルロックを開錠した際にかんぬきが後輪の回転に支障ない位置へ戻っても、サークルロック内部のスライダーや連動ワイヤーに異常が生じているとハンドルロック内部のロックレバーが正常な位置に戻らなくなることがあり、走行時のハンドル操作等でロックレバーが上玉押しと干渉してハンドルが突然ロックした可能性があるが、当該製品及び事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。