カーボンの非破壊検査
- 試験方法概要
- 超音波とは音波の一種で、高い周波数をもつ弾性波です。人間が知覚できる音の周波数はおよそ20 Hz から 20 kHz までであり、超音波はそれよりも高い周波数をもちます。超音波の性質としては
 (1)直進性を持つ
 (2)超音波の当たる材質により、透過・減衰・反射する
 (3)気体中は伝わりにくく、固体や液体中は伝わりやすい
 などがあります。これらの性質を利用し、被検査物表面に直接超音波を当て、その反射波(エコー)をモニタリングすることで超音波による非破壊検査を行います。
 本装置は,最大64 個の超音波送受信用圧電素子を内蔵した超音波カメラ(プローブ)を搭載しており、電子走査により収集した数千の超音波エコーデータを3D 開口合成法で処理し、CFRP 特有の内部損傷を高精度に3 次元画像化することで、被検査物の損傷範囲の特定を容易とした装置です。
- 図
- 
                    
- 対応規格
- なし
- 対応車種
- CFRP製自転車フレーム,前ホーク
- 仕様
- プローブタイプ: リニアアレイプローブ
 プローブの形状 :フラットタイプ
 プローブのch数: 32ch、64ch(FLAT)
 プローブの周波数: 10MHz
 
  