自転車産業振興協会

試験方法概要
幼児用自転車の手動ブレーキは、以下の試験を行ったとき、レバー操作力を40 N~80 Nまで10 Nずつ増加させるのに従い、平均制動力が徐々に増加しなければならない。また、40 Nのレバー操作力を加えたときの制動力は、40 N以上で、かつ前ブレーキは100 N未満、60 Nのレバー操作力を加えたときの制動力は、50 N以上で、かつ前ブレーキは140 N未満、80 Nのレバー操作力を加えたときの制動力は、60 N以上で、かつ前ブレーキは180 N未満でなければならない。
下図のように幼児車を倒立状態で固定し、車輪に制動力測定器を取り付ける。試験前に、サドル及びシートポストは取り外してもよい。ブレーキレバーにグリップに直角に、規定のレバー操作力 を加えた時の前車輪及び後車輪の、前進回転方向に対するタイヤ外周の接線方向の力を測定する。測定値は、車輪を徐々に引っ張りながら、車輪が半回転した後、さらにもう1回転する間の平均制動力とする。測定するレバー操作力は40 N、50 N、60 N、70 N及び80 Nとし、各レバー操作力ごとに3回の測定値の平均値を求める。
対応規格
JIS D 9302:2019 幼児用自転車 5.2.5 制動性能
BAA自転車安全基準:2019 5.4.5.2.1 手動ブレーキ
自転車のSG基準:2013 19.制動性能及び制動力 (2)
対応車種
幼児用自転車
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