ペダル先端部の強度試験
- 試験方法概要
- 以下の試験を行ったとき、力の負荷点における最大たわみ量は20 mm以下で、ペダル体及びペダル軸に目に見える亀裂又は折損が生じてはならず、さらに、ペダルを折りたたむことができるもの(折りたたみペダル)では、ペダルの固定が解除されてはならない。ただし、足固定装置付きペダルは除く。
下図のように、クランクはめ合いねじ部で水平に固定し、当て板を置いて、ペダル体の先端から10 mm以内の箇所に1,200 Nの力を鉛直に5分間静かに加え、力の負荷点での最大たわみ量、並びにペダル体及びペダル軸に目に見える亀裂又は折損などの有無を調べる。さらに、折りたたみペダルでは、ペダルの固定の解除の有無についても調べる。
なお、踏面が二つある折りたたみペダルで、折りたたみ機構の構造、又は上下の踏面が対称でなく折りたたみの方向がある場合は、それぞれの踏面で試験を行い、片面式ペダルでは、踏面側で試験を行う。
- 図
- 対応規格
- JIS D 9301:2019 一般用自転車 5.6.5.2 ペダル先端部の強度
BAA自転車安全基準:2019 5.8.6.2 一般用自転車用及び折りたたみ車用ペダルの先端部の強度
自転車のSG基準:2013 14.ペダルの強度 (2)
- 対応車種
- 一般用自転車(シティ車、スポーティ車、MTB類形車、子供車、小径車、実用車)
- 備考
- マウンテンバイク、レーシングバイクは規定なし