ハンドルステムの前方曲げ強度試験
- 試験方法概要
- ハンドルステムのステム軸を最小はめ合い長さで固定具に固定する。
ハンドルバー取付点を通って前方下向きに,ステム軸に対して45°の角度で1,600 N の力を加え,この力を1分間保持する。試験力を解除したとき,ハンドルステムに目に見える亀裂又は折損がなく,かつ,力の負荷点の永久変形量が10 mm以下でなければならない。
次に,試験力が2,000 Nに達するまで,又はハンドルステムが力の負荷点で50 mm湾曲するまで,前方下向きに,ステム軸に対して45°の角度で徐々に試験力を加える。ステムがそれ以上曲がらなくなる,又は曲がり続けなくなったら,その力を1分間保持する。試験力を解除したとき,ハンドルステムに目に見える亀裂又は折損が生じてはならない。
- 図
- 対応規格
- JIS D 9301:2019 一般用自転車 5.3.2.3 ハンドルステムの前方曲げ強度
BAA自転車安全基準:2019 5.5.4 ハンドルステムの前方曲げ強度
自転車のSG基準:2013 4.操縦部の強度 (2)
- 対応車種
- 一般用自転車(シティ車、スポーティ車、MTB類形車、子供車、小径車、実用車)