自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201500676
事故発生日
平成27年12月12日
報告受理日
平成28年1月19日
製品名
自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、転倒し負傷した。
○使用者は当該製品で下り坂を走行中に段差を乗り越えたところ、後輪がロックし、制御不能となって転倒した。○事故現場には、小さな段差はあったが、車体に強い衝撃を与えるような段差は認められなかった。○当該製品の後輪泥よけは、先端が後輪タイヤに刺さり、タイヤの回転方向に大きくめくれ上がっていた。また、タイヤはチューブが損傷してパンクしていた。○後輪泥よけの車体との固定に緩みや外れはなかった。○後輪泥よけと車軸を繋ぐ部品(泥よけステー)が大きく変形していたが、車軸とステーの固定に緩みはなかった。○当該製品の後輪タイヤと泥よけに、事故以前からの定常的な接触痕はなかった。○同等品を用いて、泥よけ先端にタイヤ表面に向かって押し力を加える試験や、段差等を設けた走行試験を実施したが、泥よけがタイヤに接触することはなかった。○当該製品の後輪泥よけの未破損部を使って強度試験を行ったところ、当該製品の泥よけは、同等品よりもたわみ難かった。●後輪の泥よけがタイヤに刺さった経緯が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品の泥よけや泥よけステーの固定に異常がなく、泥よけの強度にも問題が認められないことから、外的な要因によって泥よけ先端がタイヤ表面近くに動かされていたために、泥よけ先端がタイヤ表面に接触し、巻き込まれて事故に至ったものと考えられ、製品に起因しない事故と推定される。

都道府県
千葉県
公表日
平成28年1月22日
備考
製品に起因しない事故