自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201600164
事故発生日
平成28年5月30日
報告受理日
平成25年7月4日
製品名
自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で走行中、前輪が外れ、転倒し負傷した。
○当該製品で歩道を走行中に車道との段差(2~3cm)を下り、再び段差を上る位置で前輪が外れ、転倒した。○前ホーク爪の両先端に擦過痕が生じており、右前ホーク足が後方に約18mm、左前ホーク足が後方に約4mm、内側に約18mm変形していたが、脱輪を防止するための突起部に著しい損傷は認められなかった。○前ホーク爪の側面に調整ナットやハウジングとの接触痕、左右の爪溝(ハブ軸との接触部)にハブ軸ねじ部の圧痕(転写痕)が認められた。○当該製品の変形していた前ホークを同等品の前ホークに交換し、JIS D 9301「一般用自転車」に基づくクイックレリーズの固定状態及び解除状態における前車輪 の保持試験の結果、前ホークから前輪が外れず、前輪の固定性能に異常は認められなかった。○クイックレリーズレバーの先端から5mmの位置に力を加え解除するための力を調べた結果、解除に要する力は120Nであり、基準値(50N以上)を上回っており、JIS基準を満たしていた。○当該製品と同等品との前ホークの爪幅及び板厚に著しい差異は認められなかった。●詳細な使用状況が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品及び同等品に事故に至る異常は認められないことから、前輪のクイックレリーズの固定が緩んでいた状態で走行し続けていたため、事故に至ったものと考えられ、製品に起因しない事故と推定される。

都道府県
長野県
公表日
平成25年7月8日
備考
製品に起因しない事故