当該製品からバッテリーを取り外して充電中、当該製品のバッテリーを焼損する火災が発生した。
調査の結果、○当該製品は、充電器の二次側コードが焼損しており、コードの被覆がほとんど焼失していた。○充電器の二次側コードは、数箇所で断線しており、プロテクター根元部分の被覆が破れて半断線状態であり、芯線に溶融痕が認められた。○充電器の二次側コードからバッテリーへの充電回路には、電流ヒューズ等の保護回路は付いていなかった。○充電器本体及び一次側コードに断線等の異常は認められなかった。○バッテリー内部を確認した結果、２４Ｖの内蔵鉛蓄電池（１２Ｖ×２直列）や内部配線に異常は認められなかった。●当該製品は、充電器の二次側コードのプロテクター部分で被覆が破れて芯線が短絡し、バッテリー側から二次側コードに電流が流れて異常発熱したことで被覆が焼損に至ったものと推定されるが、詳細な使用状況が不明であり、製品起因か否かを含め、被覆が破れた原因の特定には至らなかった。