【A201700264】電動アシスト自転車
- 管理番号
- A201700264
- 事故発生日
- 平成29年4月25日
- 報告受理日
- 平成29年8月4日
- 製品名
- 電動アシスト自転車
- 機種・型式
- 事業者名
- 被害状況
- 重傷1名
- 事故内容
保護者が乳児(6ヶ月)を前に抱っこした状態で当該製品で走行中、左ブレーキレバーが破損し、電柱に衝突、保護者が負傷した。
○使用者は、乳児(6か月)を前抱っこした状態で当該製品で走行中、電柱に衝突して負傷した。○事故現場は、住宅街でアスファルト舗装された道幅5mの平たんで見通しの良い緩やかなカーブの道路であった。○後ブレーキレバーはレバー軸付近で折損していたが、ブレーキワイヤーがつながっていたため、ブラケットに接続された状態であり、前ブレーキは正常に作動する状態であった。○当該製品は、2年間、試乗展示車として使用され、複数の者を経て使用者の手に渡ったため、納車時の整備状況、使用頻度や点検状況等は不明であった。○当該製品の前後ブレーキレバーの硬さは同等品と比べ、著しい差は認められなかった。○当該製品の前ブレーキレバーを使用してJISに基づくブレーキレバーの強度試験を実施した結果、基準を満たしていた。○事故発生時の後ブレーキの状態は不明であったが、当該後ブレーキレバーを当該製品に取り付け、正しく調整し、BAAで定める制動距離を測定したところ、基準を満たしていた。●当該製品は、事故発生時のブレーキの状態及び事故発生時の詳細な状況が不明なため、事故原因の特定には至らなかったが、折損した後ブレーキレバーの強度がJIS基準を満たしていたこと、当該製品に折損した後ブレーキレバーを取り付け、正しく調整すると、後ブレーキ単独、前ブレーキ単独及び両ブレーキを同時に掛けたときの制動力がいずれもBAA基準を満たしていたことから、製品に起因しない事故と推定される。
- 都道府県
- 東京都
- 公表日
- 平成29年8月8日
- 備考
- 製品に起因しない事故