自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900196
事故発生日
令和元年5月6日
報告受理日
令和元年6月17日
製品名
自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

店舗の駐輪場で使用者(70歳代)が当該製品を動かそうとしたところ、転倒し、負傷した。
○使用者は、当該製品の左側に立ち、商業施設の駐輪場から後ろに出した後、Uターンしようとしてハンドルを左に切った際、ハンドルが想像以上に回ってしまい、当該製品とともに転倒した。○事故発生時に使用者が所持していた持ち物は、前かごに入れた財布のみであった。○当該製品の左右のペダル端部に擦れ痕が認められた以外に破損、変形、部品の欠落、ねじの緩み等、外観上の異常は認められなかった。○当該製品及び2台の他社類似品を使用し、ハンドルの操舵力、ハンドルが自重で回転し始める角度及び前ホークの傾きの強さを示すトレール(数値が小さいほどハンドル操作が軽くなる)を測定した結果、当該製品の測定値に他社類似品と比べて著しく小さい状況は認められなかった。○当該製品、類似品及び他社類似品を使用し、4名の被験者による乗車時及び非乗車時(類似品は非乗車時のみ)の操作性実験を行った結果、著しい違和感及び異常は認められなかった。○当該型式品は、BAAの基準に適合していた。○当該型式品における同種事故は報告されていない。●事故発生時の詳細な状況が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品の外観の異常や乗車時及び非乗車時の著しい異常等は認められず、ハンドルの操舵力に他社類似品と比べて著しい差は認められないことから、製品に起因しない事故と推定される。

都道府県
東京都
公表日
令和1年6月21日
備考
製品に起因しない事故