自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900359
事故発生日
令和元年7月1日
報告受理日
令和元年8月9日
製品名
自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

使用者(70歳代)が当該製品を使用中、転倒し、左肩を負傷した。
○使用者が当該製品で歩道を走行中、ハンドル(ヘッド部)の動きが悪く、左側へ転倒したとの申出内容であった。○使用者は、事故発生以前にヘッド部の動きに違和感があったため、ハンドルロックのロックレバーを販売店で外してもらったが、ヘッド部の違和感が残ったまま乗り続けていた。○当該製品に目立った外傷、変形等は認められなかったが、メインフレームのヘッド部にあるベアリングのリテーナーが変形及び破損し、ベアリングボールは摩耗して、大きさにばらつきがあり、形がいびつになっていた。○ハンドルロックのケースは破損していないが、ロックレバー等が外されており、サークルロックとは連動していなかった。○ハンドルロックを取り外すためには上玉押しを取り外す必要がある構造であり、ハンドルロック及び上玉押しを取り外すとリテーナーが容易に観察できる位置にあった。○ロックレバーを外した販売店は、リテーナーの変形及び破損を確認したか記憶になかった。●販売店が当該製品のメインフレームのヘッド部にあるベアリングのリテーナーの変形、破損等を見逃していたことでハンドルの旋回性が低下した状態であったため、使用者が当該製品で走行中にバランスを崩して転倒したものと推定される。

都道府県
東京都
公表日
令和1年8月14日
備考
製品に起因しない事故