当該製品で走行中、前輪がロックし、転倒、負傷した。
調査の結果、○使用者は、当該製品で走行中、突然前輪がロックし、当該製品が前方に一回転して路面にたたきつけられるように転倒し、負傷したとの申出内容であった。○前ホークが後方に変形していたが、メインフレーム等の外観に、著しい変形及び破損は認められなかった。○左前ホーク足がクラウン部から約２０ｃｍ下の位置で外側に変形していた。○前輪ハブの左側フランジに結合されたスポーク２本がニップル先端から約２０ｍｍの位置で変形しており、変形位置は左前ホーク足の変形位置とほぼ一致した。○左右の前泥よけステーが外側に膨らみ、泥よけ体を前ホークに固定するL字金具が後方へ変形していたが、泥よけ体は変形していなかった。○前輪及びその周辺の構成部品の組み付け状態及び調整状態に異常は認められなかった。●当該製品は、左前ホーク足と前輪の間に異物が巻き込まれたことにより前輪がロックしたものと考えられるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。