当該製品で走行中、ブレーキを掛けたところ、前ホークが破断し、転倒、負傷した。
○当該製品は、前ホークの左右の足が肩部から約５ｃｍ下の位置で破断していた。○破断した前ホークをつなぎ合わせると、前方に大きく変形していた。○破断した右前ホーク足の前側には、しわが認められた。○破断面には疲労破壊の痕跡が認められたが、破断の原因となるような欠陥は認められなかった。○前ホークのパイプ材の肉厚に異常は認められなかった。○同型品の前ホークの動的強度は、ＢＡＡ基準を満たしていた。●詳細な使用状況が不明のため事故原因の特定には至らなかったが、当該製品の前ホークに大きな外力が加わったため、亀裂が発生し、使用時の衝撃等により亀裂が進展し、最終的にブレーキを掛けた際に前ホークが後方に変形して、前輪タイヤ側面とブレーキブロックが接触し、前輪がロック状態になり、転倒に至ったものと考えられ、製品に起因しない事故と推定される。。