当該製品で走行中、転倒し、負傷した。
調査の結果、○当該製品に乗車中、路地から大通りに出ようとしたときに自転車が飛び出してきたため、危険を回避しようとブレーキを掛けたところ、ハンドルにロックが掛かり転倒した。○当該製品のサークルロックは事故発生後に交換されており、確認できなかった。○ハンドルロックのケースは破損しておらず、連動ワイヤーはサークルロックと接続されない状態で取り付けられていた。○ハンドルロック内のロックレバー格納部の壁に変形や損傷は認められなかった。○連動ワイヤーに潰れ及び屈曲の痕跡は認められなかった。○前輪及び後輪の回転に異常は認められず、前輪及び前ホークに異物の巻き込みによる損傷や痕跡は認められなかった。○後輪スポークの３６本中１５本に変形が認められ、変形箇所はスポークがサークルロックのかんぬきに当たる位置と一致した。●当該製品の確認できた部品に転倒につながる異常は認められなかったが、サークルロックが交換されていたため確認できなかったことから、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。