自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A201900847
事故発生日
令和1年10月7日
報告受理日
令和1年11月26日
製品名
電動アシスト自転車
機種・型式
事業者名
被害状況
重傷1名
事故内容

当該製品で下り坂を走行中、前輪がパンクし、転倒、右手を負傷した。
○使用者は当該製品の車輪の振れとブレーキの利き具合の異常を認識していたが、そのまま使用していた。○使用者(家人を含む)が月に一度、ブレーキの調整を行っていた。○前ブレーキの左ブレーキブロックは、後方より前方側の摩耗量が大きく、全体的に偏っており、右ブレーキブロックは、ブロックがほとんど残っておらず、金属部分が露出し、塗装が剥がれた箇所が認められた。○前ブレーキを掛けたとき、右タイヤ側面の亀裂部分と右ブレーキブロックの金属部分が接触する状態が認められた。○ずれていた前ハブ軸を適正位置に調整すると、リム上下方向に対して前ブレーキブロックの相対位置が下方へ移動し、前ブレーキブロックを適正位置に組み付け可能であった。●当該製品の前ブレーキは、ブレーキブロックの摩耗に偏りが生じ、特に右前ブレーキブロックは金属部分が露出するほど異常に摩耗した状態で使用を続けたため、金属部分がタイヤに接触して亀裂が生じ、ブレーキを掛けた際にパンクし、事故に至ったものと推定される。 なお、取扱説明書には、「ブレーキブロックは、溝の残りが1mmになる前に交換する。」旨、記載されている。

都道府県
神奈川県
公表日
令和1年11月29日
備考
製品に起因しない事故