当該製品で走行中、前輪がロックし、転倒、負傷した。
調査の結果、○当該製品は、前泥よけが中央部付近で折れ曲がっていた。○前泥よけのゴム製フラップ内側に、タイヤとの接触痕が認められた。○ＪＩＳ Ｄ９４１１「自転車－どろよけ」に従い同型品の前泥よけ後部をハブ軸方向に８０Ｎの力で押したとき、泥よけ後部がタイヤに触れることはなく、基準を満たしていた。 ○同等品のゴム製フラップをハブ軸方向に８０Ｎで押したときは、フラップが折れ曲がりタイヤに巻き込まれる状態になったが、泥よけ後部が巻き込まれることはなかった。●当該製品は、走行中に前泥よけ後部に異物が接触したため、前泥よけ後部が変形して前輪がロックし、転倒に至ったものと推定されるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。