当該製品で走行中、左ペダルが縁石に当たり、転倒、負傷した。
調査の結果、○当該製品は、ハンドルバーがハンドルステムのクランプ部右側の位置で破断していた。○転倒する直前に右ハンドルが「グニャ」と曲がるような感覚があり、転倒後の当該製品を確認したところ、ハンドル部が破断していたとの使用者からの申出内容であった。○ 破面の形状から、上側に起点部があり、下側が最終破断面と推定された。○ハンドルバーの寸法に異常は認められなかった。○同等品のハンドルバーを用いて、ＢＡＡ基準のハンドル衝撃試験及びＪＩＳ Ｄ９４１２「自転車－ハンドル」の疲労試験を実施したところ、基準を満たしていた。●当該製品は、ハンドルバーに過大な荷重が加わったためハンドルバーが破断した可能性が考えられるが、事故発生時の詳細な状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。