自転車産業振興協会

Japan Bike Show
管理番号
A202000073
事故発生日
令和2年3月11日
報告受理日
令和2年4月23日
製品名
自転車
機種・型式
19KT7009ED
事業者名
コーナン商事株式会社(輸入事業者)
被害状況
重傷1名
事故内容

子供(12歳)が当該製品で走行中、前ブレーキを掛けたところ、ブレーキレバーが破損し、転倒、右手を負傷した。
調査の結果、○当該製品で走行中、前ブレーキを掛けたところ、前ブレーキのブラケットが折れ、前輪に絡んだため転倒し、右手を負傷したとの申出内容であった。○右グリップ、左前ホーク足外側、右ペダル、サドル右後方、ディレーラガード、後ブレーキレバー端部及び左ハブキャップに傷が認められた。○前輪のスポーク、右前ホーク足の内側及びディレーラワイヤの被覆に傷が認められ、前ブレーキ本体のブレーキワイヤ取付部に変形が認められた。○前輪のスポーク及び左右の前ホーク足に変形は認められなかったが、前輪にJIS D 9301「一般用自転車」で規定される横振れ(最大値1mm)よりも大きい約4mmの横振れが認められた。○前ブレーキレバーはブラケットの鉤(かぎ)状部で破断していたが、レバーに傷等は認められなかった。○ハンドルを右側に大きく回転させると前ブレーキレバーが上パイプ右側にある傷の位置と接触し、ハンドルを50度以上回転させた状態で車体を回転方向と反対方向へ転倒させるとブレーキレバーと上パイプが接触することが認められた。○同等品を用いて、BAA基準を準用し、ブレーキレバーの転倒強度及び手動ブレーキのブレーキ強度を試験した結果、ブレーキレバーに変形や折損等は認められなかった。●当該製品は、事故発生以前の転倒等により、前ブレーキレバーと上パイプが接触した衝撃で前ブレーキブラケットの強度が低下し、事故発生時にレバーを握ったことにより最終的に破断したものと推定されるが、詳細な使用状況が不明のため、製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった。

都道府県
神奈川県
公表日
令和2年4月28日
備考
製品起因か否かを含め、事故原因の特定には至らなかった事故