自転車の組立作業の自動化に関して、すでに二つの方法を報告した。そのうちの一つの方法についてさらに検討を進めたので以下に述べる。現状の組立における工程順序1．接合、2．塗装、3．組付に対し、1．塗装、2．組付、3．接合という順序、すなわち、フレーム体を各部分に分離した状態で塗装する。これらに部品を組付けてユニットごとに仕上げる。最終的に各ユニットを接合して完成させる。という順序に着目した。これは現状の組立作業を自動化しようとする場合の問題点に対し、一つの解答になると期待できるからである。