現在ISO規格制定が進められている中に「座と車輪寸法」と「車いすの静的強度、衝撃強度、徒労強度試験の方法及び条件」があり、前者は統一した車いすの寸法測定方法、後者は静的、衝撃および疲労試験の方法についてそれぞれ定義されている。本研究では、これら2つのISO規格原案の内容を把握すると共に、測定における問題点などを調査するため同規格に基づいて国産車いすについて寸法などの測定を行った。また、後者の原案の疲労試験方法に基づき試験装置を試作し、作動状態などの確認を行ったので、それらの概要を報告する。